美人外科医・二十九歳

著者: 岡部誓

本販売日:2005/11/23

電子版配信日:2007/10/26

本定価:660円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1394-8

才色兼備な女医・茉里子に潜む誰も知らないもう一つの顔。

羞恥に色づく秘唇を患者の目に晒す淫猥すぎる回診。

乳房も剥きだしに病棟を歩かされる真夜中の露出ショウ。

恥ずかしくて死にそうなのに、強制された行為なのに、

理性は蕩け失せ、妖しく火照りはじめる29歳の女体。

青山茉里子――辱しめられるほど露わになる美牝の素顔。

登場人物

まりこ(29歳)女医

なつき(25歳)看護婦

本編の一部を立読み

「言えません……。そんなこと……」

本当は、心のなかではもう何度も言っていた。

(オチ×ボ……逞しいの……。ああっ……オチ×ボ……チ×ボ……すごいのォ)

病室内に漂うエタノールの香りに、先走りのムスクの臭いが重なっている。女医としてのプライドが、無残に踏みにじられていった。抜群の美貌も秀でた知性も、将来を嘱望されるキャリアさえも、大きな性感の波に翻弄されているのだ。

「先生、患者にやさしい言葉をかけてください。いいですか、我が輩の言うとおりに繰りかえすのです」

須佐木に両肩を抱かれ、耳を舐められるようにして、卑猥な言葉を吹きこまれた。茉里子は恥ずかしさのあまりに首を振り、瞳をウルウルと潤ませてうろたえる。

「ああ……患者さんの……チ×ボ……こすって……。コスコスって……。クチュクチュって……」

「たまりませんなあ。気取った顔をして」

ゴキュ、ゴキュッと須佐木が生唾を呑みくだしている。黒々としたペニスの尖端からは、透明なカウパー氏腺液が、大量に漏れはじめている。茉里子の手指を伝いながら、愚劣な糸を引いて垂れていった。

丘の上病院のミューズは、県議会議員のペニスをこすりあげ、自らも耐えられずに腰を揺すりたてていた。

(ああ、たまらない……。堕落してしまう……)

全裸のプロポーションにパンプスだけを残し、美人女医は濃密なペッティングに耽っていった。薄い亜麻色の恥毛は汗と淫液に濡れ、魅惑のカールを強調しているようだ。芽をのぞかせるクリトリスは、ピンピンに尖り勃ってしまっている。わずかな指の触れ方にも、茉里子の身体は泣き震えた。

「アア、ンン、ンぅ……」

「出そうだ。そろそろ出そうだ」

「私も……ンク……。もう……」

握りしめている男性器の脈動に、茉里子の性感が重なり合って共鳴した。M字開脚の下半身が、公園のブランコのようにグラインドしてしまう。たわわなバストの尖端から、放射状に汗の雫が飛び散っていった。

「アア……茉里子……イキそう」

そんなセリフを口にして、茉里子は理性を失った。細いウエストまで火照らせて、独身の身体はオルガスムスへとオクターブをあげていった。

「おおうっ、出るっ、出るぞっ」

手のなかでペニスが不意に弾けたようだった。熱いスペルマが溢れだし、茉里子の手指を包みこんでいった。

「アアッ、ンクぅ……。茉里子も……ンッちゃう。ンク……ンク……ンクぅぅっ!」

医師にとっては聖域とも言える病室で、青山茉里子は性的絶頂に導かれていた。

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