邪淫の宿
本販売日:2010/03/23
電子版配信日:2011/06/03
本定価:765円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-1706-9
(私は夫に顔向けできない、罪深い女なの……)
良枝は心の中で詫びながら、義息の肉棒へ口唇奉仕する。
喪服から覗く豊潤な乳房、艶やかな太ももが悩ましい。
閑静な客室、由緒ある温泉で続く未亡人女将の相姦儀式。
良心の呵責の中、39歳の女体は嬉々として溺れ始めていた。
息子の眼はさらに二人の娘へと向けられているとも知らず……。
<もくじ>
第一章 相姦旅館 未亡人女将・義息に覗かれた自慰
第二章 再会儀式 姉との姦係が清算された日
第三章 悪魔中毒 39歳・芽生えゆく服従願望
第四章 狂愛初夜 義妹・敏感すぎた処女肉
第五章 交互姦淫 馴らされていく三十路の女体
第六章 禁断温泉 最狂のトリプルインセスト
よしえ(39歳)義母
さえこ(36歳)姉
はるな(18歳)妹
本編の一部を立読み
「良枝さんのおま×こ、洪水だよ」
大輔は舐めている耳元に囁いた。
「いやぁ……ああ、露骨なこと言わないで……そ、そんなこと、あなたが、あああ、……言うなんて……」
しかし、良枝の動きは言葉とは裏腹だった。
「わかった。それじゃ、おま×こなんて言わない。良枝さんのベッチョ、とても正直だよ。僕を欲しがっている」
「あっあっあっ……駄目ぇ……そんなこと、ああ、良枝、恥ずかしい」
言葉責めに弱いらしい。父もこうして方言の俗称を連呼し、良枝の反応を愉しんでいたのだろうか。
「良枝さん、僕とベッチョ、しよう」
「いけません……私は、あああっ、そんなに膝で遊ばないでぇ」
「私は、どうしたの? 良枝さん」
「これ以上、私に恥を掻かせないで……後生ですから……。私は、ああ、将来、あなたと、うっ、春菜とが結ばれることを、あああーっ、駄目ぇ……乳首を舐めないでぇ」
大輔は下降させた唇と舌で、大きくてやわらかな乳をこねるように揉み、乳首を舌で包むように舐め回していた。
(いま、良枝さんは春菜と僕とが結ばれることを希んでいるようなことを言った)
大輔は純粋に愕いていた。が、乳を搾るように這い回る手と、乳首をねちっこく舐め回す動きはとめなかった。
「えっ、良枝さん、僕と春菜とのことをそんなふうに……」
「ああ、あうううっ……ええ、だから、私たち、ハァン……こんなことしては……」
「嬉しいけど、でも僕が好きなのは、良枝さんなんだ」
(良枝さんは、春菜と僕との結婚を……)
妄想していたことだった。結婚という形には捉われないが、それにより、描いていた淫らな夢が間近に見られる。
乳房を離れた舌が急降下する。足をこじ入れられ、開いていた股間に、頭をねじ込んだ。閉じようと顔の左右に迫る太ももの量感がたまらない。
濡れそぼる陰毛が穂先を下に向けている様は、半分剥けて顔を出している肉色の真珠を隠しているようでもあり、その海ほおずきのような愉悦のベルを外敵から守る海藻のようにふさふさだった。
大輔はたまらず、充分に肥えた肉唇に舌を突き出した。
「ああああ、いやぁん……だ、駄目ぇ!!ああっ、そこを舐めちゃ、駄目ぇぇ」
体を支えきれずに、良枝の両手の指が大輔の頭を掴み、頭髪を掻き毟るように指が動き回る。
「美味しい。良枝さんのベッチョ汁、ああ、なんて美味しいんだ」
「嘘ぅ……ああ、そ、そんな……いやらしいこと……あああ、私、も、もう、知りません……いやぁっ、本当の、あああ、本当の私が出てしまう」
本音のようだった。数回舌先を肉豆に駆使しただけで、良枝は濡れている髪を振り乱し、大輔の舌に股間を押しつけてくる。
「良枝さん、僕とつながろう。僕と一つになろう」
「うううっ、私、知りません……あああ、あなた、赦して……私を遺して逝ったあなたが、あああっ、悪いの……。私、大輔さんに、ヒィィ……まるで、あなたのよう」
覚悟したのかあきらめたのか、良枝は大輔の舌に淫裂をあずけ、自ら腰をグラインドしはじめていた。