若未亡人二十八歳

美沙子は親友の妻

著者: 鳴瀬夏巳

本販売日:2005/05/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:597円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1355-9

夫を失ってから、私の運命は変わってしまった。

永遠の貞淑を誓った身体なのに、今夜も犯される……。

美沙子を穢し、性隷として飼育するのは夫の親友。

十年間、獣欲を溜めてきたあの男を信じたばかりに、

若き未亡人は魂までも嬲られる肉獄へと堕ちたのだ。

美貌が罪なのか……嘆く美沙子に明日は来ない!

登場人物

みさこ(28歳)未亡人

本編の一部を立読み

「むっ、むぐぐっ……なんていいケツだっ。たまんねえっ……」

深々とした割れ目に顔を埋め、弾力に富んだ肉づきを両頬に感じつつ、直樹は狂喜する。

「やめてくださいっ。やめてええっ」

「やめられるかよ、くそっ……」

グリグリと顔を押しつけて柔肉を堪能すると、なめらかな尻肌に舌ビラを這わせる。

美沙子が「ひいいいっ!」と叫んで肢体を痙攣させた。

「お願いっ、もう許してええっ」

美尻を激しく打ち振って直樹を振りきり、四つん這いで逃げ惑う。しかし膝に絡まるパンティが邪魔になった。足がもつれ、呆気なくデッキに転がってしまう。

「ああっ!」

「どうした。もう終わりか」

怒張をブラつかせて立ちあがり、直樹は迫っていく。

「お願いだから帰してくださいっ。誰にも絶対言いません。だからっ……だからお願いですっ……。元の水上さんに戻ってくださいっ……」

クシャクシャに乱れた髪を打ち揺らし、美沙子が訴える。

けれどそんな切なげな姿は、千載一遇の凌辱の機会に魅入られた男をますます燃えあがらせるだけだ。

「絶対言わない? フフフフッ。なら、なにをしようと同じことだ。第一、こんな沖までのこのこついてきた女が、無事で帰れると考えるほうがどうかしてるのさ」

「そんなっ……たっ、助けてっ……誰かっ……」

直樹は美沙子の足首をつかんで女体を引きずりだし、改めて横たえた。パンティを抜き取り、パンプスも奪う。

気力を萎えさせた美沙子は、もはや抗おうともしない。それどころか、両手で顔を覆ったまま、親にはぐれた幼子さながらヒクヒクとしゃくりあげはじめた。むせび泣く声と緩やかな波の音が静かにシンクロして響いてくる。

それに耳を傾けつつ、膝裏を持ちあげ、肢体をエビ形に折りかえした。陰部がすべて露わになった。

「ああああっ!」

しっかり体重をかけてM字形の開脚を強いると、直樹は瞬きもせずに見入った。

黒々とした繊毛が、恥裂に沿ってみっしりと海藻のように張りついている。涼しげな美貌や雪白の美肌からは似つかわしくないほどの濃密な生え具合だ。

「へえっ、これはこれは……。意外に濃いじゃないか、美沙子。ええっ? あはっ、あははははっ……」

「う、ううっ……言わないでっ、あああっ……。み、見ないでええっ……」

「ケチケチするな。じっくり見てやるぜ。どれどれ……」

股ぐらに顔を接近させ、鼻先で恥裂をなぞりあげながら匂いを嗅ぐ。美沙子がエビ形の裸身をばたつかせて遮ろうとするがかまわない。膝裏を押さえる手にいっそうの力をこめ、剥きだしの陰部を嗅ぐ。汗の匂いと体臭の入り混じった甘い微香が、鼻腔に忍びこんでくる。

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