「私、もう子供じゃないんですよ? だから最後まで……」
たわわな乳房も露わに、清楚な美貌を紅潮させて囁く春香。
彼女は息子の一つ年上の幼馴染で、息子がずっと思いを寄せている人。
なのに俺は迫られるまま、中出しラブラブエッチで処女をいただき、
制服姿で、体操着姿で、朝夜を問わず種付けセックスに溺れている。
エスカレートする甘く爛れた関係で、俺の理性は崩壊寸前!
冴えない中年親父×エロエロな清純派美少女──禁断で純愛な恋の行方は?
書き下ろし短編を収録、投稿サイトの超人気作がeブックスに登場!
■第1話♡ 成人を迎えた息子
■第2話♡ 好きな相手は……
■第3話♡ 清楚な彼女の告白
■第4話♡ お風呂で初めてを
■第5話 早朝のお付き合い
■第6話♡ 息子が起きる前に
■第7話 一息ついて
■第8話♡ 爛れた昼下がり 前編
■第9話♡ 爛れた昼下がり 後編
■第10話 学生の体育祭 昼の部
■第11話♡ オトナの体育祭 夜の部 前編
■第12話♡ オトナの体育祭 夜の部 後編
■第13話 学園の制服 前編
■第14話♡ 学園の制服 後編
■第15話 水も滴る清楚な彼女 前編
■第16話♡ 水も滴る清楚な彼女 後編
■第17話 メガネな彼女の胸とお口で 前編
■第18話♡ メガネな彼女の胸とお口で 後編
■書き下ろし番外編 七夕にエッチな願いを
本編の一部を立読み
■第1話♡ 成人を迎えた息子
深夜の浴室。シャワーを浴び、雫を滴らせている裸の中年親父。
きっと俺の裸などどこにも需要はないだろう。盛りを過ぎたおじさんなんて誰も興味ないし、どうでもいいはずだ。
しかし今、息子の一つ年上の幼馴染の女の子に裸でチ×ポをしゃぶらせていると言ったらどうだろう?
しかも彼女は、息子がずっと昔から想いを寄せている女の子で──。
艶めかしく丸みを帯びた体。思っていた以上に発育した豊かな胸。薄桃色の乳輪と乳首。引き締まったお腹。くびれた腰。濡れ羽色の陰毛。肉付きの良い太もも。
透明な水滴が玉のような素肌を伝う。
彼女は、男の勃起したペニスに優しく手を添え、たどたどしい舌遣いで先端を舐め、そっと口に含む。
清楚な美貌が上を向き、心配そうに俺の顔色を窺いながら、懸命に初めて行なう手コキとフェラチオに勤しむ。
「こ、これでいいですか……? ちゃんとできていますか……?」
「……ああ。上手だよ。奥まで咥えようとしなくていい。先端を咥えてくれたらそれで充分気持ちいいから」
「は、はい。わかりました……」
教えたことを素直に実践してくれる従順な子。褒めれば子犬のように喜んでくれる健気な子。ふにゃりと照れて控えめに微笑む様子は、野原で可憐に咲く小さな花を連想させ、左目の下の泣きぼくろが非常にチャーミングだ。
そんな彼女にチ×ポを舐めさせ、痺れるようなムズ痒い快感に酔いしれながら、俺は思う。
──『どうしてこうなった!?』と。
■■■
四月の後半。木々が青々と茂って暖かくなってきたゴールデンウィーク前の現在──田舎に住むおじさんの俺、音鳥(ねどり)子規(しき)は、人生で五指に入るくらい美味しい酒を味わっていた。
今日は可愛い一人息子である旬(しゅん)の十八歳の誕生日──つまり成人を迎えたおめでたい日なのだ。
旬が物心つく前に母親、つまり俺の愛する妻だった女性は病気で他界し、俺はシングルファザーとして息子を育てた。その間、嬉しいことも楽しいことも辛いことも苦しいことも、たくさんの出来事を経験した。本当に子育ては大変だった。
しかし、無事に成人した凛々しい姿を見ることができてすべて報われた気がする。
いかんな。目が潤んで仕方がない。年齢を重ねると涙腺が弱くなって困る。
テーブルに並んだ豪勢な食事。今日というめでたい日のために奮発して買った高級なグラスとお酒。そして、愛する息子。
泣くのは後でいくらでもできる。今は息子との時間をただ笑顔で楽しみたい。
「旬! 誕生日おめでとう! 十八歳か。成人を迎えたのかぁ! 大きくなったなぁ!」
「それ何回目だよ、親父。酔いすぎだって」
呆れ顔の息子の肩に腕を回して、髪をグチャグチャに撫で回す。
照れくさかったのか最初こそ抵抗されたものの、旬は何をやってももう無駄だと悟ったらしく、面倒くさそうに俺にされるがままだ。
反抗期を迎えた頃からスキンシップを嫌がられるようになって、久しぶりの息子との触れ合いに親父は嬉しいんだ。
あんなに小さな赤ん坊がこんなにも大きく成長して……うぅ! 涙腺が緩む……!
「こんなめでたい日に酔っ払わずにいられるか! ああ、酒が美味い! 世界一美味い酒だ!」
酒を飲んで涙を誤魔化す。強いアルコールが効くねぇ!
「旬が成人か。父さんの時は二十歳で成人だったんだがなぁ。十八で成人だなんて、なんだか変な感じだ」
「それも飽きるほど聞いた」
「少し前まであんなに小さくて可愛かったのに、こんなに立派に育って……時間が経つのが早い早い」
「それも聞き飽きたって。酒に酔ったらいつも言っているじゃないか。てか頭撫でるな」
「おっと。すまんすまん! わははははは!」
さすがに子供扱いされたら怒るか。今年受験生だもんな。成人して大人になったんだもんな。
でも、親からすると子供は何歳になっても可愛いんだ。
「可愛くて格好良くてとても可愛い我が息子よ」
「……んだよ、突然。てか可愛いは余計だ。二回も言うな」
息子の肩を抱いた酔っ払い親父の俺は、迷惑そうに眉間にシワを寄せる旬に大声で問う。
「彼女の一人や二人くらいできたか?」
「っ!?」
青春真っ盛りの学生だろう? 息子の恋愛事情が父親として気になるんだよ。
学園生活の話をなかなかしてくれないからなぁ。
で、どうなんだ? どうなんだっ!? 俺の息子は学園でモテてるのかっ!?
だが、答えを聞くまでもなく、彼の態度がすべてを物語っていた。
唐突な質問にビクッと体を震わせた旬は、スゥーッと視線を逸らす。
「……できてない」
「まったく。旬が出会った女性は見る目がないなぁ! こんな見た目も中身もいい男に気づかないなんて! まあまあ焦るな焦るな! 世界の半分は女性なんだ! 今から絶対にいい出会いがあると父が保証する! なんせ俺の息子だからな! わははははっ!」
「痛い痛い! 背中を叩くな、この酔っ払い親父が!」
「泣くな泣くな! まだ学生だろう? 人生はこれからだ!」
「泣いてねぇ! 泣くとしても親父が叩くからだ!」
何度か息子の背中をビシバシ叩き、小声で囁く。
男同士の内緒話ってやつだ。
「でも、気になる人くらいいるだろう? 誰にも言わないから父さんに教えてみろ。な? 恋バナだ、恋バナ。口は堅いぞ?」
「ったく、酔っぱらうと本っ当に面倒くさい親父だな……」
心底面倒くさそうな旬の肩を抱きながら、俺はキッチンにチラッと視線を向け、
「なあ? 春香(はるか)ちゃんなんてどうだ?」
「春香、かぁ……」
「お? 脈はありそうだな!」
「ぐっ!」
図星だったようで、旬は気まずそうに視線を逸らした。
我が息子ながらわかりやすいなぁ。
今、ウチのキッチンにいるのは、旬の幼稚園からの幼馴染の師走(しわす)春香ちゃんだ。年齢は旬の一つ年上。
昔から旬の面倒を見てくれている、世話好きな姉のような存在だ。
俺が男手ひとつで旬を育てられたのも春香ちゃんのサポートが大きい。
仕事で手が離せないときは、俺の代わりに食事を作ったり、家の掃除をしたりしてくれたのだ。
しかも、先月学園を卒業した彼女は大学へ進学せず、俺の仕事の補佐をしてくれることになった。
俺と旬は春香ちゃんに頭が上がらない。崇め奉っても罰は当たらないだろう。
ちなみに今日のご馳走も、ほとんどが春香ちゃんの手作りである。
「可愛いよな、春香ちゃんは。頭脳明晰。家事万能。清楚な美貌とあの抜群のスタイル。相当モテていたと聞くが、もし大学に行っていたらどんなことになっていたか。芸能人に匹敵……いや、そんじょそこらの芸能人が霞むレベルの女の子だ。ド田舎に引っ込んでいるのが本当にもったいない」
「……そんなの親父よりも知ってるよ。春香は幼稚園からの付き合いだし」
「だよなぁ。旬のほうがよく知ってるよなぁ。あの子はすぐにでもお嫁さんとしてやっていける。よかったな、旬! 初恋の相手があんなにも可愛い子で!」
「……初恋の相手とかそんなんじゃねーし」
「意地を張るなって! 昔、『春香ちゃんが好き!』って口癖のように言ってただろう?」
「……昔のことなんか覚えてない」
旬にとっては昔のことでも俺にとってはつい最近の出来事だ。忘れるわけがない。
あれは旬が幼稚園のことだ。絵本に影響されたらしく、旬は一時期春香ちゃんのことを本物のお姫様だと思っていたのだ。
いやー、可愛かったなぁ。懐かしい思い出だ。
「実際のところどうなんだ?」
「どうって何が?」
「春香ちゃんとの仲だよ。幼馴染から進んでいる気配は見えなくてなぁ」
「うぐっ!?」
「旬のために朝起こしに来たり、ご飯を作ったり、小中高とずっと一緒に登下校したり、毎年誕生日を祝ってくれたりする幼馴染が今時いると思うか? いや、いないね!」
「……親父は春香がオレのことを好きって言いたいのか?」
「他に何がある? 旬はどう思っているんだ? まだ春香ちゃんのことが好きなのか? お? 好きなのかぁ~?」
「……親父、いい加減にウゼェ。酔い過ぎだ」
話を強引に逸らすっていうことは、そういうことだよな、息子よ! まったく、照れ屋だなぁ。誰に似たんだか。
晴れ姿と孫の顔は案外すぐに見られるのかもしれない。とても楽しみだ!
「──二人で仲良く何の話をしているんですか?」
噂をすればなんとやら。キッチンでケーキを切り終えた春香ちゃんがやってきた。
彼女は旬のためにこうして祝ってくれるなんて、本当に面倒見がよくて健気な子だ。ウチの息子にはもったいないくらいだ。でも、ぜひ息子の嫁に来て欲しいと思う。
「春香ちゃんの料理はとても美味しいって話をしていたんだよ。な、旬!」
「そ、そうそう!」
「褒めてもケーキしかあげられませんよ?」
クスクスと悪戯っぽく笑ってケーキのお皿を配る春香ちゃん。エプロン姿の彼女は音鳥家にナチュラルに溶け込んで、ウチの子と言っても誰も違和感を覚えないだろう。
実際、俺や旬よりも音鳥家のことを把握しているのは確かだ。物を探しているとき、彼女に尋ねればすぐに答えが返ってくるのだから。
「毎日春香ちゃんの料理を食べることができたら幸せだよなぁ。そう思わないか、旬?」
「まあ……」
「なんだその反応は。すまんね、春香ちゃん。旬は酔っているみたいだ」
「酔ってねぇよ! 酔っているのは親父だ!」
「春香ちゃんがお嫁に来てくれないかなぁ」
「ちょっ!? この酔っ払い親父っ!」
「ふふっ。本気にしちゃいますよ?」
おや? おやおや? やっぱり春香ちゃんも満更でもない感じ?
よかったな、旬! 俺も安心できそうだ!
「ケーキ、食べるか! あ、その前に今日の主役に一言もらおうか!」
「ったく、この酔っ払い親父め」
はぁ、とため息をついた旬だったが、なんやかんや仕方がなさそうに話し始めた。
「今日はオレの十八歳の誕生日を祝ってくれてありがとうございます。春香はいつもありがと。親父は今まで育ててくれて……まあ、感謝してる」
「うぅ……! 旬……!」
「泣くなっ! あとはそうだな……親父もそろそろ前に進んだらいいと思う。てか母親が欲しい。できれば若くて美人な母親で頼む!」
ぶっきらぼうかつ照れくさそうに告げられた要求に俺は少々面食らったものの、
「……わははははっ! それもそうだな! 旬がそう言うのなら俺も若くて美人な嫁さんを探してみるか! 旬、どっちが早く結婚できるか競争だ! ヘタレていると新しい母親だけじゃなく弟か妹もできてしまうぞ! 俺もまだまだ現役だからなっ!」
多少の下ネタを含めつつ、息子の背中をビシバシ叩く。
「うげっ! この歳になって兄貴か……それは複雑だ……」
嫌そうな顔をするな、息子よ。人生は何が起こるかわからんのだぞ?
旬の言う通り、俺もそろそろ前に進むべき時が来たのかもしれない。
成人したことで子育ては一旦ひと区切りついた。大学卒業まで面倒見るつもりだけど、数年のうちに旬は社会人となって完全に父親から独り立ちしてしまう。
ずっと子育てが忙しくて新しい妻なんて考える余裕もなかったが、手がかからなくなった今なら新しい恋を探しても何ら問題はない。
旬はこうして賛成しているし、亡き妻も何も言わないだろう。むしろ天国から応援していそうな気がする。
「よぉーし! 今日は大いに食べて大いに飲むぞー!」
「まだ食べて飲むつもりかよ! いい加減にしろ、酔っ払い親父! 春香! 親父のグラスを取り上げろ!」
「もう少しいいんじゃない? 子規さん、お酌させてください」
「春香っ!?」
「お? 頼むよ、春香ちゃん。いやー、春香ちゃんみたいな美人さんにお酌されて俺は幸せ者だー! 旬! 誕生日おめでとう!」
最高にご機嫌な俺は、旬と春香ちゃんの肩を抱き寄せて大いに騒ぐ。
呆れながらも満更でもなさそうな二人の様子に俺は笑い、音鳥家では夜遅くまで笑いが絶えなかった。
そして、旬が寝落ちしたことで誕生日会は閉会した。
彼をベッドに寝かせ、その間に春香ちゃんには風呂に入ってもらう。彼女はもともと泊まる予定だったのだ。というか、ウチに彼女の私室があるくらい頻繁に寝泊まりしている。
皿洗いと部屋の軽い片付けを済ませると春香ちゃんが風呂から上がったので、残りは明日にして俺も風呂に入ることにする。
酒に酔っているときに入浴するのはとても危険だが、年甲斐もなくはしゃいで汗をかいたので、このまま寝るのは気持ち悪いのだ。
湯船に浸からずシャワーでサッと洗い流すくらいは大丈夫だろ。
「ふぃー! さっぱりするなぁ!」
酔いもあってご機嫌に頭からお湯を被っていると、
──ガチャン!
「失礼しまーす……」
背後で浴室のドアが開き、女性の控えめな声が聞こえた。
「えっ……?」
『まさか幽霊か!?』と超絶怯えながら慌てて振り返ると、そこには細長いフェイスタオルで裸体の前面だけを隠した清楚な女性が立っていた。
「は、春香ちゃんっ!?」
乱入してきたのは思いもよらない人物──息子の幼馴染の春香ちゃんだった。