この学園が催眠にかけられていると俺だけが知っている

耐性持ち少女と新たなる術師

著者: セラ

電子版配信日:2024/05/24

電子版定価:880円(税込)

──目が覚めたら、俺はまだ「催眠世界」のなかにいた。
催眠術師を倒し平和になったはずの学園で俺が見た光景は──
ラブホ仕様の学生寮、即尺新歓コンパ、ミスコンで搾精競争……
大学で唯一の男の俺を巡って仕掛けられるエロハーレム。
催眠に耐性を持つ茶髪ショートの女子大生・鈴宮遙と協力し、
日常を取り戻そうとあがく俺の前に、新たなる謎の術師が……
常識改変×催眠ハーレム譚、波乱のキャンパスライフ編!

目次

1.大学生編開始

2.進まない片付けと大学生活

3.友達

4.お嬢様とメイドたち

5.突然現れた少女に、大学を元に戻せと言われる

6.デリバリーサービス

7.家庭教師

8.ルーレット

9.大学生たちの頭の中

10.トレーニング

11.教習所

12.新たな日常

13.ドリンクバー

14.ミスコン予選

15.ミスコン決勝 その1

16.ミスコン決勝 その2

17.ミスコン決勝 その3

18.男装の麗人 その1

19.男装の麗人 その2

20.新たな催眠術師

21.エッチな入院生活 その1

22.エッチな入院生活 その2

23.犬

24.チート催眠術師の女たち

25.散髪

26.コンサート会場で

27.超常現象研究会の部室で その1

28.超常現象研究会の部室で その2

29.超常現象研究会の部室で その3

30.鈴宮とデート

書き下ろしSS 鈴宮遥のとある一日

本編の一部を立読み

1.大学生編開始



 俺の名は渡辺一郎。この春から花見大学に通い始めた大学一年生だ。
 花見大学は地元の有名校。頭が良くて美人が多いと有名だ。というか、美人しか通ってない。男は俺だけだ。なんだか、俺だけ学校で浮いている気がする。気のせいだろうか?
 しかも最近、俺の周りでは妙なことばかりが起きている気がする。
 到底受かるとは思えなかった大学に受かったこと。平凡な俺が、突然美人にモテ始めたこと。めっちゃ美人な妹がいること。そして、今やっている引っ越しも、何か変な気がする。大学生になって、生活が急に変わったせいか?
 ちょっとした引っかかりを感じながらも、引っ越し作業を続ける。俺は抱えていた最後の段ボール箱を部屋に運び入れた。床に荷物を置く。
「ふう、疲れた。これでようやく引っ越しが終わったかな。後は荷物を整理すれば暮らせそうだ」
「お疲れ様、お兄ちゃん」
 そう言うと、美香が俺にスポーツドリンクを差し出してきた。
「おお、サンキュ」
 俺は美香からスポーツドリンクを受け取る。よく冷えていて、気持ちい。
 キャップを開け、ごくごくと飲み干す。それにしても疲れた。引っ越しって大変だな。
 俺と美香がこれから暮らすことになるこの部屋は、花見大学の学生寮だ。学生寮にしてはかなり広いが、これで家賃と光熱費はゼロでいいという。学生寮があるなんて話、いつ聞いたんだっけ?
「それにしても、こんなにいいところがあるのに、なんで俺は高い金出して賃貸に住んでたんだろ?」
「ここの準備にちょっと時間がかかったからね。ごめんねお兄ちゃん」
「うん?」
 ……やっぱり何か変じゃないか?
 大学に通い始めるとき、家を出て俺は一人暮らしを始めたはずだ。そのとき、妹なんていなかったような……? それに急に寮に引っ越し? 妹と学生寮で一緒に暮らす? 俺は大学に現役合格したんだから、妹がいたとしてもまだ学園生のはずじゃ? なんかいろいろおかしくないか?
「何もおかしくないよ、お兄ちゃん」
 ……
 あれ? 俺は今何を考えていたんだっけ? まあいいか。とりあえず引っ越しが終わったので、隣の部屋に挨拶に行かないとな。
 俺と美香は、手土産を持って隣の部屋を訪ねる。部屋のドアには「国生」と書かれていた。
 コンコンコン
「はい」
 しばらく待つと、真面目で清楚そうなメガネをかけた美女が扉から現れた。彼女がこの部屋に住む国生さんなんだろう。それにしても不思議だ。初めて会うはずなのに、なんだかどこかで会った気がする。こんな美人と会ったことがあれば、忘れないはずなのでたぶん気のせいだとは思うのだが。
「隣に越してきた渡辺だ。これ、つまらないものだがよければ受け取ってくれ」
「ありがとう。……で?」
「え?」
「他には?」
「いや、これだけだけど」
「マナーがなってないのね。引っ越しの挨拶は?」
「今のが挨拶だけど」
「はあ? 挨拶といったらまずはキスでしょ。ほら早く」
 ええー!? 引っ越しの挨拶がキス!?
「常識だよお兄ちゃん。ほら早く」
 いつの間にかスマホのカメラを構えている美香が俺を急かす。言われてみれば、挨拶といえばキスだったような……? なんで俺はこんな常識も忘れていたのだろうか?
 俺は緊張しながら、国生さんの唇に軽く触れるような優しいキスをする。そしてそのまま離れようとすると、国生さんが俺の首に手を回し、激しいキスをしてくる。俺と国生さんは初めてのキスのはずなのに、まるで長く付き合った恋人同士かのようにお互いの動きがよくわかり、舌が絡み合う。
「なあに、今の挨拶。もっとちゃんとしなさいよ」
「そうだよお兄ちゃん。これから長い付き合いになるんだから、もっと激しく挨拶しないと。押し倒してからディープなキスをするのが常識だよ? ほら、もう一回」
 はあー!? そんなばかな。あれ? 常識か? なんだかもうよくわからなくなってきた。
 俺は緊張しながらも国生さんの肩を抱き、体ごと優しく地面に押し倒す。国生さんは抵抗することなく、玄関の床に倒れる。俺が床に手を突き、国生さんに覆いかぶさるようにキスをすると、彼女は左手を俺の後頭部に回し、唇を合わせてくる。右手は俺のズボンの中に差し込まれ、ペニスをまさぐってくる。
「んん!?」
「ちゅ、んっ♡ んんっ♡」
 口とペニスに与えられる快感で、俺のペニスはギンギンになってしまう。その状態でしばらくキスをした後、俺たちはゆっくりと離れる。お互いの口から唾液が橋のように架かっている。国生さんは頬を赤く染め、潤んだ瞳で俺を見上げている。なんだか、早く続きがしたいという顔に見えてしまう。
「もう我慢できない。入れて?」
「えっ!?」
 国生さんが自らのスカートをめくる。なかには何も穿いていなかった。なのでいきなり目の前に女性器が現れる。つるつるの女性器が愛液でヌラヌラとテカり、早くペニスを入れてほしいと誘っているかのようだ。
「でも、いきなりそんな……」
「もう! お兄ちゃんたらほんと奥手なんだから! いい? 女の子に誘われたら断らないの。ここの寮に住んでる女の子たちは、みんなお兄ちゃんとエッチしたくてたまらない変態しかいないんだから。それにいっぱい赤ちゃんができちゃったら困るから、この寮には薬飲んでる子しか住まわせてないよ。だからバンバン生でやっちゃって!」
 !?!? 今とんでもないこと言わなかったか!?
 そんな話を聞かされている間に、我慢ができなかった国生さんが俺のズボンを脱がす。膨張したペニスはパンツから解放されるとすぐに自分の腹に当たる。
「イチロー、早く♡」
「わ、わかった。じゃあベッドに」
「もう待てない、今すぐ入れて♡」
 こんなところで!? ここは玄関だ。扉の向こうでは美香がスマホで俺たちを撮っている。さすがにこんな状況でエッチするのはまずい。頭の片隅の冷静な部分がそう考えていたが、欲望に忠実な俺の下半身はペニスを国生さんの女性器にあて、一気に突き刺してしまう。
「あん♡」
 あっ、やっば。めっちゃ気持ちいい。これはそう長くは持たない。
 一旦やめて部屋の奥に行った方がいい。玄関の扉は開いている。誰かが通ったらまずい。冷静に考えればそれはわかる。しかし、腰が止まらない。俺が膣の奥を突く度、国生さんは気持ちよさそうに喘ぐ。その姿を見ると、どんどん喘がせたくなって、腰が止まらない。エッチに熱中しているせいか、床の硬さも気にならない。
 そしてついに限界が訪れる。やっば、出る!
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ イクイクイクイク♡」
 俺がイキそうになりペニスを抜こうとすると、国生さんは俺の腰に足を絡め強く引き寄せてくる。そのとき思いっきり奥にペニスを突き込んでしまい、その刺激で一気に精子を解き放つ。それに合わせて国生さんも激しく絶頂する。膣が痙攣したように締めつけてきて、腰に絡みついている足にもきゅっと力が入っている。そのため離れることができず、膣の奥に勢いよく精子を叩きつけるように放出してしまう。
 しばらく放出した余韻に浸った後、俺は国生さんからペニスを抜き、隣に倒れるように横になる。疲れた。なんか、体中にある精液を全部出し切ったような気分だ。それくらい気持ちよかった。
「お兄ちゃん、いつまで横になってるの? 早く次の部屋に引っ越しの挨拶に行かないと日が暮れちゃうよ」
「えっ!?」
 まさかこんな挨拶を何度もしないといけないのか!?
 こうして、俺と美香の学生寮での生活が始まった。俺は、なにか引っかかるようなものを感じながらも、女の子たちとエッチしまくる大学生活を送ることになった。
2.進まない片付けと大学生活



「ああん、また負けたー! お兄ちゃん強すぎ!」
「ふっふっふ、まだまだだな」
 俺と美香は、テレビの前のソファーに座っていた。手にはコントローラーを握っている。俺たちは引っ越しの片付けもまだ終わっていない散らかった部屋で、ゲームをしていた。やっているのはとある対戦アクションゲームだ。様々なギミックのあるステージの上で戦い、相手を場外に吹き飛ばすと勝つことができる。
 俺たちは引っ越しの片付けをしていたのだが、なかなか思うように進まなかった。そこで一旦休憩がてら、荷物の中から出てきたゲームをやることになったのだ。
 俺はこのシリーズのゲームをかなり昔からやりこんでいる。ほぼ素人の美香に負ける要素はない。一応なるべく使い慣れていないキャラを選ぶというハンデを自らに課しているが、その程度ではどうしようもないほど実力差が開いているようだ。
「なあ、ハンデやろうか?」
「ほんと!? 言ったね? じゃあ私が絶対に勝てるハンデを用意するからちょっと待って!」
「おう、なんでもいいぞ」
 絶対に勝てるハンデ? そんなものあるか? 面白い、受けて立とう。実力差がかなりあるから、俺に勝てるハンデなどまずないと思うけどな。

 ジュプ、ジュプ、ジュプ、ジュゾゾゾゾ、ジュゾゾゾゾ、ジュゾゾゾゾ。
「み、美香? こ、これはいったいどういうこと?」
「どういうことって、ハンデだよ? なんでもいいって言ったよね?」
「い、言ったけどこれは、おうふっ、ちょっと森さん一回やめて、あっ」
「ダメだよやめちゃ! じゃ、もう一回やろう、お兄ちゃん」
 俺はなぜか、下半身に何も身に着けずにソファーに座っていた。そして足の間に、なぜかこの寮に住む森さんという美人女子大生がいた。彼女は俺がさらけ出しているペニスをおいしそうに頬張り、口を使って強く扱き上げている。淫靡な音が部屋中に響き、ゲームの音に割り込んでいる。
 森さんのフェラが上手すぎる。しかも上手いだけじゃない。まるで俺の弱いところをすべて知っているかのように的確に弱点を突いてくる。そんな状態でゲームが始まる。こ、これはきびしい。
 美香はそれほどゲームが上手くない。攻撃範囲が広い突進系の技を多用してくる。攻撃範囲が広くて当てやすそうな技に思えるのかもしれないが、その技は攻撃後の隙が大きい。回避かガードでやり過ごした後、簡単にこっちの攻撃を入れられる。俺はフェラに気を取られ集中できずに何度かミスしたが、それでも試合を有利に運ぶ。
 フェラをしている森さんがすごく気になる。ちょっと見てみたい。だが、少しでも画面から目をそらしたらさすがに負ける。我慢して試合に集中する。しかし、試合に集中している俺を邪魔するためか、森さんのフェラはますます激しくなっていく。あ、やっば。もう無理だ、出そう。
 イってしまう前に勝負を決めようと、ダメージが蓄積している美香のキャラに俺は渾身のスマッシュ攻撃を放つ。それは見事にクリーンヒットし、美香のキャラを場外に吹き飛ばす。
「ああー! そんなー!」
「うっ、で、出る!」
 それを見た後、俺は気が緩んでイってしまう。森さんの口の中に思いっきり精液をぶちまける。俺は画面から目を離して森さんを見ると、森さんは口をすぼめ、嫌な顔どころかとてもおいしそうに俺の精液を啜っている。尿道の中に残っている精液も吸い出される。
 GAME SET
 そして、ゲームが終わった音がした。あ、危ない、なんとか勝てたか。
「はあ……はあ……はあ……ど、どうだ、俺はこの程度のハンデじゃ負けないぞ。ま、参ったか」
「むむむ、ちょっと待ってねお兄ちゃん。今度こそ勝つから」

「み、美香? これはさすがに、ひ、卑怯じゃないか? おっ、あっ、ちょ、ひゃあ」
 俺は今度は全裸でソファーに座っていた。股の間には先ほどと同じように森さんがいて、ペニスを頬張っている。先ほどと変わったのは俺の両隣だ。右隣にはアメリカからの留学生で、金髪でグラマラスなボディの美人大学生のベッキーがいる。左隣には小麦色に焼けた肌の美人な先輩、伊集院さんが裸で俺に抱き着いている。そして二人は俺の耳を咥えたり、乳首を弄ってくる。
 さらに、テレビ画面の隣にこの寮に住んでいる何人かの住人が並び、俺の私服を勝手に持ち出してオナニーを始めている。こんな状況で集中するのは無理だ。
「勝てればいいの! さ、やるよお兄ちゃん。これでもし勝てたら私のこと好きに犯していいから」
「じょ、上等だ! やってやろうじゃねえか!」
 美香の顔に似合わぬあの爆乳、俺はずっと気になっていた。こうなったらここで勝って、あの胸を嫌というほど揉みしだいてやる。
「そのかわり、私が勝ったらお兄ちゃんのこと好きにするからね」

 結局俺は、美香には勝てなかった。勝負の途中で森さんのフェラに耐えられずイってしまったのだが、それでも森さんはフェラをやめなかった。イって敏感になったペニスを執拗に舐めまわされ、視界の端では美女たちが自慰行為をしている。さらに左右から乳首を攻められ、その状態でゲームに集中するのは無理だったのだ。
 そうして俺はゲームで美香にこれまでの仕返しと言わんばかりに何度も嬲られ、現実でも女の子たちとかわるがわるエッチなことをしながら過ごした。
 引っ越しの片付けは、少しも進まなかった。



 今日もいつものように大学に通う。
 校門を抜け大学の敷地内に入ると、様々な服装の女性の姿が目に入る。ナース、スチュワーデス、OL風のスーツ、メイド服、バニーガール、その他知っているアニメのキャラクターから知らないアニメのキャラクターのコスプレまで多種多様な姿だ。皆一様に露出が多い。
 うちの大学では寒くない限り、敷地内では露出の多い服装を着るのがルールだ。彼女たちは敷地内にある簡易更衣室で、皆思い思いの露出の多い衣装に着替える。ちなみに男は着替えなくてもいいらしい。
 それにしてもエロい。どこを見てもエロい姿の美人が歩いている。これはまずい。こんなの、勃起せずに過ごすのは無理だ。しかし勃起は風紀を乱すとして、校則違反ということになっている。だが抑えようとして抑えられるものでもなく、俺のペニスはズボンの下から主張し始めてしまう。
 校内でのオナニーももちろん禁止だ(女子はなぜかOKだが)。こうなると女生徒を襲うか、頼み込んで抜いてもらうしかない。さすがに襲う勇気はないので、誰かに頼まなければいけない。頼むのも気が引けるが、勃起しっぱなしはまずい。俺はちょうど知り合いの、同じ寮に住む長崎さんが近くにいたので勇気を出して声をかけた。
「あ、あのさ、長崎さん」
「ん、なに?」
 長崎さんが振り返る。白く透き通る肌の、まるで人形のような美しい女性だ。彼女は少し大きめの、Yシャツ一枚だけしか着ていないかのように見える格好をしていた。まるでブラをつけていないかのように、乳首の位置にぷっくらとした膨らみが見える。さすがに下着はつけているよな……? そうだとしてもエッチな姿すぎる。俺のペニスがますます主張してしまう。
「そのー……長崎さんにお願いがあるんだけど……」
「なに? 言って」
「えっと、そのー、ぬ、抜いてほしいんだけど」
「ん、わかった」
 そう言うと、長崎さんは俺のズボンに手を突っ込み、ペニスを握る。
「あ、ちょ、ちょっと待って。今すぐじゃなくて、どこか落ち着いたところで」
「ダメ、その間にチ×ポが萎えちゃうかもしれないから」
「落ち着いて! そんなすぐには萎えないから! とりあえず人目につかない場所に移動しないと」
 そんなにすぐに収まるなら人に頼んだりはしない。しかし長崎さんはこのチャンスを絶対に逃さないと言わんばかりで、俺のペニスを握り、萎えないようにと扱きながらゆっくりと歩き出す。俺は長崎さんについていく。ついていくというか、ペニスを握られているからついていくしかない。リードを握られた犬みたいな状態だ。
 俺がペニスを握られながらゆっくりと歩く姿を、周囲の女子大生たちにばっちり見られてしまっている。それでも長崎さんは止まることはなく、手で扱きながら医務室までそのままの状態でしばらく移動すると、ようやく大学内の医務室についた。幸い今は誰もいない、ここでなら落ち着いて抜いてもらうことができる。扱かれながら大学内を歩くとかいう羞恥プレイで、俺のペニスは限界だ。早く抜いてもらいたい。
「ん、おいしい」
 長崎さんは俺のペニスを扱いて手についた先走りを、妖艶な仕草で舐めていた。もう我慢できない。
「な、長崎さん、早く抜いてくれ」
「わかった、そこに寝て」
 俺は素直に医務室のベッドに横になる。すると長崎さんは俺の上に乗り、ズボンとパンツをズリ下ろす。勃起していたペニスがパンツから解放され思いっきり跳ね上がる。
 長崎さんはそのペニスを白くてむちむちな太ももで挟み、すりすりと擦り上げてくる。
 き、気持ちいいけどこれじゃちょっと刺激が足りない。俺はすぐにでもイきたいのに、じらされながら徐々に高ぶっていく。
「長崎さん、もっと強く!」
「ダメ、イクならこっち」
 長崎さんはシャツをまくり、自らの性器を見せつけてくる。や、やっぱり下着つけてなかったのか!? 俺は何もしていないのに、女性器は愛液でぐちゅぐちゅになっている。その女性器を俺のペニスにあてがい、一気に入れる。まるで生き物のように這いまわる感触が俺のペニスに絡みつき、とんでもない快感を与えてくる。じらされまくった俺が耐えられるわけもなく、すぐにイってしまう。じらされて溜まった精液を、長崎さんの子宮めがけてすべて解き放つ。
「今日の一郎は早いね。ん、でもまだおっきい」
 早いだって!? カチンときた。俺だってこんなにじらされた状態で、長崎さんの名器じゃなければすぐにイクことはなかった。ちょっとくやしい。こうなれば反撃だ。俺はペニスを抜いて起き上がり、長崎さんの上になる。今度は正常位で再びペニスを入れる。さっきイったばかりなのに、俺は長崎さんの膣が気持ち良すぎてすぐにイキそうになる。このままではさっきの二の舞だ。が、俺には勝算がある。
 俺はペニスで膣の奥を突きながら、長崎さんの首に手を這わす。耳たぶを優しく触る。
「ん♡ んん♡ それダメ♡ あっ♡ イクイクイクイク♡」
 耳たぶを触られただけで、長崎さんはすぐにイったようだ。腰を震わせ、膣で俺のペニスを締めつけてくる。
「長崎さんもすぐにイったね。これでおあいこだ」
「い、イってない」
「え?」
「私はまだイってない」
 そうきたか。ならば言い訳できないほどイかせまくってやる。長崎さんは全身弱点みたいなもんだ。イかせまくるのも不可能ではない。
 どうも長崎さんは体中が敏感なようだ。いや、普段はなんともないらしいのだが、俺に触れるととても気持ちよくなってしまうらしい。俺が触ればそこが性感帯のようになってしまうというのだ。理由はよくわからないが、俺の手が弱点ということだ。これは寮に引っ越してきて、長崎さんに挨拶に行ったときに発覚した。
 俺は長崎さんをイかせるため、シャツのボタンを外し胸を露出させる。仰向けにもかかわらず、重力に逆らい大きな胸が潰れずにそのまま立っている。張りがあって大きな胸だ。そして、白い肌に浮いたピンク色の乳首もピンピンに立っている。俺はそれを指で軽くひっかく。
「んんんー♡」
「イった?」
「い、イってない」
 どうやら長崎さんはかなり意地っ張りらしい。しかし、長崎さんがいくら意地を張ったところで、俺の手にはもう長崎さんを絶頂させるピンク色のピンピンなスイッチがある。俺は彼女の乳首を指で押し込む。
「んんんーーー♡」
「今度こそイった?」
「イってなんか、んんんーー♡」
 俺は乳首をつまむ。長崎さんは腰をがくがく震わせ、口からはよだれが垂れている。しかし、これでもイってないらしい。なので俺はつまんだ乳首を弄りまわす。
 しばらく乳首を弄りまわすと、長崎さんは声をあげることもできなくなり、ただただ体をぴくぴくと震わせるだけになる。ちなみにその間、俺も三回はイった。長崎さんの名器にペニスを締めつけられれば、いくら俺が攻める側だといっても耐えられるものではない。長崎さんはとっくに限界のはずだが、俺も限界が近い。
「も、もうイったでしょ?」
「……」
 俺は最後の力を振り絞り、乳首を思いっきりつねりながら腰を激しく打ち付ける。
「待って! ダメ♡ 無理♡ もうやめて♡ 気持ち良すぎておかしくなる♡ あっ♡ あっ♡ イクイクイク♡」
 俺が膣の奥に精液を思いっきりぶちまけると、長崎さんは一際深く、言い訳できないほど激しくイったのだった。

続きを読む

電子版の購入

定価:880円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

電子版の購入

定価:880円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

本の購入

以下の書店でもお買い求めいただけます