お風呂いただきます 美母娘とバツイチ大家

著者: 夕貴大

本販売日:2024/10/23

電子版配信日:2024/11/01

本定価:825円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4762-2

「私の熟れた身体を湯舟でたっぷり堪能してください」
「若い子の方がいいでしょ。一緒にお風呂入りましょ」
妖艶な母・真由佳(43)と、勝ち気な娘・亜依莉(20)。
もらい湯で訪れた隣家の美母娘から受ける浴室接待。
童貞への女体指南、裸体の泡おどり、豊乳パイズリ……
姦係を知った美人大家・瑞樹(37)も感化されて……

目次

第一章 お風呂で隣室の熟女から筆下ろし

第二章 もらい湯に誘う美娘の甘く熱い告白

第三章 沸騰する濡れすぎ母娘の裸の競演

第四章 バツイチ大家は広々湯船でおもてなし

第五章 危険な絆を深めるアパートの牝たち

第六章 三人に愛されるお風呂ハーレム生活

本編の一部を立読み

第一章 お風呂で隣室の熟女から筆下ろし

(うーん、困ったな……)
 赤坂友也は一人自室で腕を組みながらため息をついた。
 昨夜から部屋の蛇口からお湯が出ないのだ。お湯のカランをひねっても、冷たい水しか出てこない。
(新しい給湯器が来るまで十日はかかるって……しょうがないんだろうけど、不便で仕方がないよ)
 アパートの通路に設置されている給湯器は、製造されてから十数年が経過していた。耐用年数はとっくに過ぎている。
 築三十年超のアパートなのだ。友也が入居してから一年が過ぎようとしているが、その間にもトイレの水が止まらなくなったり、ベランダの窓が開かなくなったりと、トラブルは何度か発生している。
(ま……貧乏学生にはこういうアパートで十分っちゃ十分なんだろうけど)
 建具や設備の古さは否めないが、友也はこのアパートに満足していた。
(真由佳さん、今日も隣で仕事しているのかな)
 膳場真由佳は隣の部屋に住む女性である。
 基本的には在宅しているので、きっと自宅でできる仕事をしているのだろう。
(あんなにきれいな人が、こんなボロアパートに住んでて、しかも僕の隣だなんて……もう奇跡と言っても過言じゃないよな)
 友也にとっては憧れの女性であり、このアパートに住み続ける最大の理由だった。言ってみれば一目惚れである。
 だが、この恋が叶うことはないであろう。
(真由佳さんは僕と同い年くらいの娘のいるお母さんだ。たぶん、どんなに若くても四十歳は超えている。そんな女性が僕と釣り合うはずがない……)
 二回り近くの年齢差はあまりにも大きい。きっと、友也が本気になったところで、彼女を困らせてしまうだけであろう。
(好きな女性を困らせるようなことだけはしたくないしな……)
 結局、日々悶々と行き場のない恋情を燻ぶらせるだけだった。
 それはもちろん、性欲とて同じである。
(真由佳さんの微笑みと……あの白い肌と大きなおっぱい……ああ、たまらないよ……)
 脳裏に浮かぶのは清楚ながらも妖艶な彼女の姿。
 あの熟れた女特有の色気に包まれたならば、いったいどれほど幸せなことか。
(……いかんいかん、今はチ×コを大きくさせている場合じゃない)
 真由佳の艶姿を妄想するだけで、ペニスは肥大を始めてしまう。
 このアパートに住んでからというもの、毎日のように彼女を夢想しては自慰行為に耽っていた。
 気を抜くと今にも剛直を取り出して扱き始めてしまいかねない。
(無意識にオナニーとか、人としてヤバいだろ……早く出かけないと)
 給湯器が壊れているとはいえ、風呂に入らないわけにはいかない。
(真由佳さんと顔を合わせるときに、汚い姿を見せるわけにもいかないからな)
 彼女はちょこちょこと自分を気にかけてくれていた。
 作りすぎたおかずや実家から送られてきたみかんを分けてくれたりする。
 そんな優しさが友也には嬉しくて、彼女への恋情がさらに募るのだった。
 故に、自分を少しでもよく見せようと思うのは、男として当然なのである。
(ちょっと離れたスーパー銭湯にでも行ってみるかな。自転車なら十五分くらいで着くだろうし)
 タオルや下着の替えをバッグに詰めてから、友也は玄関の扉を開けた。
「あら、こんばんは。これからお出かけですか?」
 右の方から鈴を転がすような声がした。
 予想外のことに肩がビクリと跳ねるが、同時に胸が高鳴ってしまう。
 エコバッグを手にした真由佳がちょうど自室の玄関ドアを開けたところだった。
「こ、こんばんは……ええ、ちょっとお風呂に入りに行こうかと」
「お風呂、ですか?」
「ええ……実は僕の部屋の給湯器が壊れちゃいまして……」
 友也は若干緊張した声色で、事のいきさつを説明する。
「それじゃ、お風呂というかお湯が使えないってことなんですね……困っちゃいますね、それは」
「まぁ……仕方が無いです。それまでは銭湯生活を謳歌することにします」
 友也は努めて明るく言ったが、真由佳は何かを思案している素振りを見せる。
 自分の顎に指を添え、少し俯いている様が美しかった。烏の濡れ羽色の長髪が柔らかく揺れてはキラキラと輝きを放っている。気を抜くと見とれてしまいそうだった。
「でも、行って帰ってくるまでに身体が冷えちゃったりしません? それに、お金もかかっちゃうでしょうし」
「そ、それはそうですけど……大家さんがその費用はあとで精算してくれるって言ってくれていますし……」
 ちらりと真由佳がこちらを見てきた。左右で等しいアーモンド型の目はぱっちりとした二重瞼が添えられていて、透き通った瞳は見ているだけで吸い込まれそうな魅力を放つ。
「あの……もし、よかったらなんですが……」
 真由佳が少し言いにくそうにポツリと言った。
「はい?」
「よかったら……私の部屋のお風呂を使いませんか?」
 予想もしない言葉に脳内が激しく揺れる。あまりの衝撃に、真由佳の頬が若干赤らんでいることに、友也は気づくことができなかった。

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