絶頂カウンター2 女子のイッた回数が見えたら妄想が現実に

著者: 日立かぐ市

電子版配信日:2024/11/22

電子版定価:880円(税込)

クラスの女子の今まで絶頂した回数が見えるようになった麗央。
待っていたのは、エッチな秘密を共有した女子たちとのハーレムな日々!
委員長の優佳と地雷系女子・夢芽が本命彼女の座を巡って、
肉棒を奪い合ってご奉仕するフェラチオ三番勝負を繰り広げるけれど、
麗央が本当にしたいのは、心でつながるイチャラブエッチ。
謎の数字(?)が見えるという柳さんも現れて、さらなる波乱の予感が……
WEBで人気のノンストップ絶頂系ハーレム! 特別書き下ろし収録!

目次

1 好きなところは◯◯に積極的なところ

2 突然のフェラチオ三番勝負

3 突然現れたメスブタ奴隷志願者は……

4 エロ漫画家、学園に現る

5 不幸を呼ぶ涼風の黒いイカせパワー

6 俺が目指すのは究極のイチャラブセックス

7 委員長はエロい目で見られたい?

SS 全裸セックスしたいからでしょうが!

本編の一部を立読み

1 好きなところは◯◯に積極的なところ



「おはよ、麗央《れお》君」
 朝、学園へと向かう道で声をかけてきたのは委員長、斎藤優佳《さいとうゆうか》だった。
 今日も晴れやかな明るい声で、頭の上の数字を昨日より一つ増やしている。
 挨拶に続く言葉は俺に言いにくいことなのか、口元がひきつるようなぎこちない動きになり、珍しくモジモジとした様子で周りを見てから言った。
「買い物に付き合って欲しいんだけど、どうかな」
 今更そのくらいでモジモジするのか。教室で角オナしているところを見ているし、委員長から誘われてセックスまでしたっていうのに。
「大丈夫だよ。今日は授業が終わってから暇だし」
 まるで予定が詰まっているような物言いだが、ほぼ毎日暇だ。平日の予定は、クラスメイトの千波《せんなみ》夢芽《ゆめ》の部屋に行くくらいしかないから。
「あ、そうじゃなくて週末がいいんだけど。制服だとちょっと行きにくいっていうか、問題があるというか」
 制服だと問題がある。その特徴は完全にラブホじゃないですか。
「一人で行くのはちょっと、だから」
 一人では行かない。その特徴は完全にラブホじゃないですか。
「麗央君の他に頼める人もいなくて」
 俺と委員長が二人なら行けるけど制服じゃ入れない。その特徴は完全にラブホじゃないですか。

 そして日曜日、俺は委員長と一緒にドンキにいた。
 最初から買い物に付き合って欲しいって言っていたしな。ラブホじゃないよな。
「ごめんね。わざわざ日曜に付き合ってもらって」
 真面目な委員長はドンキをどんな場所だと思っているのだろうか。そんな委員長の私服は、ジャケットに膝下まであるワンピース。髪は少しウェーブをつけて、明らかに少し大人っぽい感じにしている。
 委員長にとって、ドンキは学生が来てはいけない、不健全な場所と認識しているっぽいな。
 山のようにつまれた商品の陳列で方向感覚が狂うドンキの店内を、委員長はずんずん進んでいく。あれ、慣れている? 明らかに初めてじゃない。不健全だから一人では無理だと思いこんでいたんじゃないのか。
「ここなんだけど」
 委員長が立ち止まったのは、十八歳未満お断りの暖簾がかかっているスペースだった。
 暖簾の外にもエロエロなストッキングや露骨にエロいコスプレ衣装が並んでいるが、暖簾の向こう側はそれ以上ってことになる。
 やっぱりドンキは不健全だ。
 先に暖簾をくぐったのは委員長だった。置いていかれないように俺も続く。
 初めて入った暖簾の向こう側は思っているよりも狭いスペースで、それでもドンキらしくぎっしりとおもちゃが並んでいた。
 もちろんツイスターゲームやジェンガみたいな健全なやつじゃない。バイブ、ローター、ディルド、オナホ、色とりどりの不健全なおもちゃだ。
 色だけでなく形や用途など、あまりにも多様なおもちゃに圧倒されて目が滑る。
「一つ欲しいけど、一人で入るのはさすがに怖くて。だからといって女の子と入るわけにもいかないでしょ。店員さんに女の子同士で使うのかなって思われたら……」
 そう言った委員長の目はキラキラと輝いている。
 オナニー歴は六年を超え、既に二〇〇〇回以上絶頂している委員長だ。一日一度の絶頂を日課にしているのだ。大人のおもちゃに強い関心があるのは当然か。
 この様子だと、急いで家に帰って買ったおもちゃをすぐに使うんだろう。
 楽しみすぎで部屋着に着替えることもなく、このワンピースのまま、俺の目の前で委員長はオナニーに耽るのか。
 絶頂は一日一度までと決めている委員長も初めてのおもちゃに我慢できずに、二回三回としてしまうかもしれない。
 そして俺は月曜にそれを確認できる!
 いや、もしかしたら……。
「麗央君は使ってみたいのある?」
「俺が、使うの?」
 妄想に気がつかれたような感じがして思わず声が裏返る。
 俺がおもちゃを使って、委員長を攻めるってこと? いいの、俺めっちゃ使いたいけど、そんなことしてもいいのか。
「あ、違う違う。そうじゃないよ」
 戸惑う俺を見て委員長が否定した。
 もしかしたら学園でおもちゃを使うのかとも思ったが、そうじゃないのか。やっぱり部屋で使うオナニー用のおもちゃが欲しいってことか。
「その、麗央君のお尻におもちゃを挿れるってわけじゃなくてね、麗央君が私に使うならって意味で。紛らわしいよね」
 俺はそんなこと全く想像してなかったが、よく見れば俺の目の前にはペニバンが並んでいる。委員長は俺がペニバンを凝視してニヤニヤしていると思ったらしい。
 委員長が初めてのおもちゃに我慢できずに何度も絶頂する姿を妄想していたばっかりに気がつかなかった。
「でも麗央君が興味あるなら……私でよければ一度使ってみる? 私は大丈夫だよ。麗央君にそういう関心があっても、いいと思う」
 委員長はニヤリと頬を緩ませている。これ、明らかに委員長は妄想を膨らませているだろ。しかも委員長はアナルバイブとアナルビーズを手に取っている。完全に俺に挿れるつもりだろ!
「俺は大丈夫だから、俺が使いたいのはこっち」
 パっと目についたローターを手に取った。
「ああ、いいよね。これ使ったプレイ。憧れるよね、一度は」
 委員長ほどオナニーをしていると憧れるのか、ローターって。
「どこで使うかとか考えちゃうと止まらなくなりそう」
 さすがにローターは部屋で使って欲しいぞ。
「どのタイミングでオンにするか、どんな関係の人がオンにするのか。やっぱり醍醐味だよね」
 どのタイミングでオンにする? どんな関係の人が?
「うん、リモコンローターに決めた」
 俺が手にしているのは、ただのローターじゃなくて、リモコン付きだった。
「最初のおもちゃがリモコンローターってちょっと変かな」
 変かどうかを気にするのは、リモコン付きかどうかより俺と一緒に買いに来ていることとか、笑顔で手にしていることとか、他にもたくさんあると思うが。
「麗央君、私のことエッチだと思ってない。大丈夫?」
 それは当然、思ってる。むしろ、さっきからエッチな目でしか見ていない。
「私がエッチなのは否定はしないけど」
 委員長は今頃になってようやく顔を赤らめて、恥ずかしそうに俯いた。
「今だって、頭の中はリモコンローターを使うことしか考えられないし。リモコン使うのって、やっぱり男の子だよね」
 その男の子って俺のことか、俺のことだよな。
「それはまあ、いつ動くのか、最初からわかってたら楽しみがなくなるから、自分が持つのは変っていうか」
 だから俺が動かしたい、とまでは言えなかった。
「やっぱり! やっぱり、そうだよね。これ電池いるよね。電池も買わないとだね」
 それって、今すぐに使うってことだよな。
 頬を緩ませた委員長は足を弾ませてレジへ向かった。レジの店員さんにリモコンバイブ見られるのは恥ずかしくないんだ、委員長って。
「今から、それ使ってみる?」
 ようやく俺から言えた。勇気を振り絞り、俺から誘うことができた。俺からエッチを誘ったのは初めてだ。
 俺が難聴系ラノベ主人公だったことはないが、積極性は皆無だったからな。これは大きな一歩だ。
 ただ、委員長の反応は俺が想像していたもの、期待していたものとは違い、なんというか反応が薄い。てっきり、食いつくと思っていた。勢いよく「使う!」って言うとばかり思っていた。
 逆に言えば、絶対に食いつくと考えていたからこそ、俺から言うことができた。
「いや試しに、だけど。ほら、動くかどうか確認しておかないと返品とかあるし」
 委員長の薄い反応を見て、すぐに恥ずかしくなって誤魔化すようにクソださい言い訳を付け足してしまった。
「思ったんだけどね」
 委員長の顔から、ドンキで選んでいた時の興奮はすっかり消えていた。元気だけど冷静で快活ないつもの委員長に戻っている。
「おもちゃに合った下着の方がいいよね。ほら、エッチな漫画だとあるでしょ。スカートを捲り上げて、ちゃんとローターを仕込んでありますよって確認のために見せるの」
 一体、委員長は何を言ってるんだ。冷静になったんじゃなかったのか。冷静になった頭で考えるのがそれでいいのか。
「今日ね、普通のやつ穿いてるから。ローターって決めてなかったから。だから、下着越しにローターが見えないと思うんだよね」
 ローターの部分が盛り上がっているだけでも、俺にはエロい。スカート捲り上げて見せるだけでも十分にエロい。いや、スカートを自分で捲り上げるだけでエロすぎるっていうのに、ローターがこんもり盛り上がっていたら頭がフットーしそうだよ。
 しかし、ここは話を合わせた方がいい。俺の直感がそう囁いている。
「ローターが透けて見えるやつを俺に見せたいと。その方がより楽しめると」
「……うん」
 オナニーにかける委員長の意気込みがエグい。完全に俺の妄想を超えている。
 もしかして、リモコンローターを最大限楽しむために冷静になっていたのか。
 そうだったのか、俺はようやく理解した。一日一度の絶頂を目一杯楽しむために努力は惜しまない。それが委員長のオナニーなんだ。
「とりあえず、それカバンに入れよっか」
 ドンキの黄色い袋は薄すぎて中身が見えて、周りの目が気になってしょうがない。
 委員長のトートバッグからローターが落ちないか気にしながら向かったのは、例のランジェリーショップだった。
 俺が妹とその友達の美蘭《みらん》に連れてこられ、偶然に委員長と遭遇したあのランジェリーショップ。前に委員長がお気に入りだと話していたし、ここへ来ることは想定していた。
 ただ、想定していなかったことが一つ。
 あの日の店員さんがいて、どうやら俺のことを覚えているっぽい顔をしていることだ。明らかに俺を見る目が違う。
 幼い体の二人に白と黒のTバックを買い与え、それどころか今すぐ穿くと言ったのだから、確かにインパクトは強かっただろう。覚えられたのはしょうがない。
 だからといって、ニヤニヤとした目で見なくたっていいだろう。
 その店員さんが委員長に近づいて声をかけた。
「今日はどのようなTバックをお探しですか」
 Tバック限定かよ。
「あ、Tバックを探していたわけじゃないんですけど」
 委員長らしくまともな返答だ。探しているのはローターが透けて見えるスケベなやつだからな。
「でも彼氏さんは好きですよね、Tバック」
 俺の目を見て嬉しそうに目尻を下げている。絶対にわざと意味ありげに言っているよ、この店員。
「え、ああ、まあ。男はみんな好きですよね」
 俺は誤魔化すしかなかった。男子全般、Tバックが好きなのは嘘じゃないだろ。
「こちらはどうですか?」
 店員さんが示したTバックはレースでできた、美蘭と妹が買ったやつじゃねえか! なんでそこまで覚えているんだよ。
「白と黒以外にも赤もありますし」
 色まで覚えているじゃねえか。
 委員長は店員さんの微妙に変な言い回しが引っかからないのか、それとも理想のリモコンロータープレイで頭が一杯なのか、Tバックには興味を示さない。
 この強い目つきは信念だな。一日一度の絶頂にかける執念、情熱だ。
「もう少し、透け感があるのがいいかなって」
 透け感、スケスケの言い換えか。そんな便利な言葉があるとは。女子は俺が考えている以上にスケベだな。
「そうなんですね、今日はそっちでしたか」
『今日は』ってなんだよ。さっきから何度も何度も意味ありげに。
「こちらはどうでしょうか。ショーツの下の『濃い』部分が目立つ色となっています」
 もはやゲスな表情を隠そうともしない店員が勧めたのは、青みがかった薄いグレーのTバック。レースとは少し違う、向こう側がうっすらと透ける素材でできている。
 色の組み合わせでパンツが透けて見えやすい・見えにくいという話はどこかで聞いたことがある。白いパンツは派手な赤よりもかえって目立つというやつだ。
 この色は『濃い』部分、陰毛が透けて見えやすいってことなんだろう。
「どうかな?」
 委員長の表情は既にこれに決めたように見える。
「うん、いいと思うよ」
 委員長が気に入ったからってだけじゃない。俺も見てみたいと思った。スケスケTバックの内側にローターを。
「じゃあ、これにするね」
 ゲス店員の頭の上に浮かぶ数字は2000を越えようとしている。間違いなくオナニー大好き人間だ。妄想が激しくなりがちなオナニー派同士、委員長は共感するところがあるのだろうか。
「お時間があればですけど、バストのサイズ測っていきませんか。服の上からなんで、なんとも言えませんがブラのサイズが合っていないようなので。お時間があれば、ですけど」
「麗央君、時間いいかな」
 ランジェリーショップで男一人になる心細さはあるが、委員長は測ってもらいたいって顔をしているのだから、ダメと言えるわけがない。
 てっきり、このゲス顔店員が測るんだと思ったが、委員長と更衣室に向かったのは別の店員さんだった。
 委員長が更衣室に入るやいなや、ゲス店員が言った。
「やっぱり、ドSなんですか。ドSですよね」
 は?
「やっぱり、女の子は全員メスブタだって思っていらっしゃるんですよね」
 は?
「女の子を取っ替え引っ替えされる男性は時々いらっしゃるんですけど、こんなに短期間に、それも可愛くてエロい女の子だけを連れてこられる男性のお客様はいませんでした」
 は?
「でもTバックっていいですよね。私も大好きなんです。安心してください、今日も穿いてますよ」
 は?
「これからおもちゃで遊ぶんですよね。見えてましたよ、カバンの中の黄色の買い物袋。おもちゃが透けて。いえ、見せていたんですよね。そういうプレイなんですよね。ドSだから」
 は?
「時々いらっしゃるんですよ、プレイを兼ねて来店されるカップルのお客様が。マイクロビキニでバストサイズ測ったり。でも、こんなにお似合いのドS御主人様とメスブタ奴隷は初めてです。羨ましいです」
 は?
 バストサイズを測り終えた委員長が更衣室から出てくると、俺の耳元で囁いた。
「ブラはまた今度にするね。このワンピースだと脱がないと見せられないから」
 ヤバイ。
 俺に見せる、露出する前提で下着選びしてる委員長、ヤバイ。ヤバすぎる。
「値札はお切りしますか?」
 ゲス店員! まるで今から穿き替えるのがわかってるような言い方やめてくれ。それじゃあ、俺が前にも同じことをしたみたいじゃないか。
「お願いします」
 委員長も疑問に思わないのか。穿き替える気マンマンで気がつかないのだろうか、この店員のゲス顔に。
 いや、俺も同じくらいゲス顔なんだろうな。
 あの下着にリモコンローターの組み合わせが楽しみでしょうがないのだから。

 ランジェリーショップでの混乱による熱を冷まそうと、俺は委員長を公園へと誘った。
 ベンチに座り、遊具で遊ぶ幼い子供たちをなんとなく眺めていると委員長が一度ふうと大きく息を吐いてから告白した。
「私ね、本当はリモコンローターじゃなくてディルドを買うって決めていたの」
 一体なんの告白なんだ。
 ただ、委員長の声音は真剣そのもので、俺に言葉を挟む余地を与えない。
「おもちゃに興味を持ったのは何年も前で、あるでしょ、自転車のサドルにディルドがついていて、ペダルを漕ぐとディルドが上下するの」
 いわゆる『アクメ自転車』だな。
 確かに言葉として存在するけれど、それを何年も前に委員長は知っていたのか。でも、何きっかけだよ。全く一般的じゃない、少数派の性癖だぞ、それは。
「前にも話したけど、オナニーは一輪車がきっかけだったから、自転車のサドルとディルドの組み合わせにすごく惹かれて。ディルドとサドルに攻められるなんて、すごいよね」
 間違いなくすごいけれど、小さい子供たちが目の前で遊んでいる公園で話すことじゃないだろ。補助輪を外して自転車の練習をする幼女の姿でおかしな妄想をしてしまうぞ。
 しかも頭の上に浮かぶ数字で絶頂の経験数がわかる俺、なんなら自転車の練習でイカせることだってできる俺は暴走してしまうぞ。
「卒業して一人暮らししたら、あの自転車を自分の手で作ろうって決めているの」
 その言葉に、俺の関心は自転車の幼女から委員長の顔に移った。どんな顔でそんなことを話しているのか気になって。
 いつもと変わらない、常に前進しようという気持ちが表れた委員長だった。
「漫画であったの。理系の女子がディルド付きの自転車を作って、オナニーするんだけど。イッて体を痙攣させたのがきっかけで、後輪を浮かしているスタンドが外れて、どんどん坂を降りていくの」
 アクメ自転車をどこで使っているんだよ、その漫画は。
「でもイッて体は痙攣しているし、坂でディルドが上下に動いて余計に力が抜けて、ブレーキもかけられなくて」
「もう壁にぶつかっちゃうって時、もうダメだって思った時にね、自転車に乗った男の人が猛スピードで坂を下って抱きしめて止めるの」
 一体、どんな漫画なんだよ。と思ったが、ヤモリヤバ実先生ならそんな漫画も描きそうなんだよな。むしろ、ヤモリヤバ実先生以外に、そんな漫画は描いて欲しくないまである。
 そもそも自転車は坂を降りる時にペダルは動かないし、ご都合がすぎるだろ。
「ほら、普通の自転車って坂を降りる時にペダルは動かないでしょ。でも、その自転車はピストバイクだったの。だから、坂を下ってスピードが上がっていくほど、ディルドも激しく上下したの」
 ピストバイクってのは競輪で使うやつと同じで、ペダルとタイヤが直結して空転しないってやつか。なぜ、そんなところに整合性をつけたんだ。サドルにディルドの時点で整合性なんて不要だろ。
 いや、もしかしてピストとピストンをかけている?
「それで、助けてくれた男の人が言うの。『ピストに乗るなら練習してからにしろ。俺がピストン練習に付き合ってやる』って。カッコいいよね」
 まあ、止まらない自転車を止めたわけだし、カッコいいのかもしれないが、ピストン練習ってなんだよ。オヤジギャグじゃねえか。台無しだよ。
「それで、改造した自転車を乗りこなすために、その男の人に騎乗位でエッチするのね。ディルドが付いたサドルに見立てて」
 日曜の公園で何を言っているんだ委員長は。いや、漫画の展開を俺に教えているだけなんだから、漫画が悪い。
 恐らく、ほぼ間違いなく、ヤモリヤバ実先生が悪い。
「だからディルドが欲しかったの。憧れていたっていうのかな」
 だから欲しかったって言われても、その漫画でディルドを欲しくはならないだろ。まして、アクメ自転車を作ろうとは思わないだろ。絶対に。
「だけど、実物を見たらすごく大きくて、黒いし。少し引いちゃって」
 引くタイミングは他にも無数にあったような気がするけど、確かにドンキにあったディルドは大きかった。SからLまであったけど、Sでも巨根と呼べる大きさ。Lなんて委員長の腕くらいありそうだった。
「私がディルドばっかり見てたから麗央君も驚いたでしょ」
 俺はおもちゃの種類の豊富さに驚き、委員長のことなんてまるで気にすることができなかったけど、ディルドへの強い思いを聞かされて今驚いている。
「本物のディルドって少し怖いなって思ってた時に、麗央君がリモコンローターを勧めてくれて、すごく嬉しかったんだよね。リモコンローターに憧れもあったし。それなのに、すっかり忘れていて。一人で使うディルドじゃなくって、今日は二人で楽しもうってことなんだよね」
 そう言うと、委員長はカバンにしまっていたリモコンローターを取り出し、箱から出して電池を入れた。
「これは麗央君が持っていて」
 もちろんそれはローターを遠隔操作できるリモコンだ。試しにオンにしてみると、ヴィーンと特徴的なモーター音がのどかな昼の公園に響いた。
「案外音がするんだね。人が多い場所だと気づかれちゃうかも」
 委員長はニコリと微笑んだ。まるで、周りに音が聞こえる方が興奮する、そう言っているように思えた。
「ちょっと待ってて。トイレで着替えてローター仕込んでくるから」
 爽やかな笑みに似合わない言葉を残し、委員長はトイレへと駆けていった。
 ベンチに座って待っていた俺の前に現れた委員長は、既に顔を赤くして、だらしなく頬を緩ませている。
「ちょっと時間かかっちゃった」
 赤くした顔だけじゃない。声はいつもと比べ少しくぐもっていて、色香を感じさせ、これから行うリモコンロータープレイに期待をしているのは間違いない。
「穿き替えるだけなのに時間かかってたから、一人でオナニーしてないか心配だったよ」
 俺はSを気取って言った。
 委員長の頭の上に浮かぶ数字を見ればオナニーをしていないことはわかる。イッていないことは。でも、委員長は俺に支配されることを求めているように思えたから、あえて言葉にした。
「したかったけど、……凄くしたかったけど我慢できたよ」
「穿き替えた下着とその下に当てているのを見せて欲しいから、場所をかえようか」
 具体的にどこがいいというのはないけれど、流石に公園では見られる可能性がある。知り合いはいないだろうけれど、見れば写真を撮るかもしれないし。それは避けたい。
「ここでも、いいよ」
 委員長は目を輝かせていた。
 俺が座っているベンチの周りは視界を遮るものはない。後ろはいくつもの木が植わっているとはいえ、視界を遮るほど密ではなく、スカスカだ。前では家族連れが遊んでいる。
「裾の前の方だけ上げれば、後ろからはわからないから……たぶん」
 そう言うと、実際にワンピースの膝のあたりを摘み、裾を上げて膝頭を見せた。俺が頷くと、委員長はワンピースの裾をゆっくりと上げていった。
 白い太ももが見え、透け感のあるパンツが見えてくる。
 ランジェリーショップの店員がシアーと呼ぶのだと教えてくれた、その透けたパンツは既に湿っているのだろう。太陽の光を反射してキラキラと輝いている。
 パンツ越しでも、黒ぐろとした陰毛に包まれた大陰唇がローターを咥え込んでいるところまではっきりとわかった。
 俺は周囲を一瞥して周りに気取られないよう興奮を抑えながら「ローターの方にちゃんと電池が入ってるか確かめるから、そのままで」と御主人様を気取った口調で言った。
 リモコンのスイッチをオンに入れた瞬間、モーター音が鳴り、機械の愛撫に委員長は顔をしかめる。
 頭の上の数字がビクンビクンと大きく震えだし、今にも一つ増えそうなものだから、俺はすぐにスイッチを切った。
 一日に一度だけ絶頂する委員長だから、一回でもイケば今日はそこで終わり。そこで解散かもしれない。それじゃあ、もったいない。じっくり楽しもう。
「もう下ろしていい?」
 委員長は身を捩らせ膝をガクガクと震わせながら、スカートの裾を掴む指に力を入れて言った。
「あと10秒。自分でカウントして」
「10」
 3の倍数で俺はポケットの中に隠したリモコンローターのスイッチを入れた。
「キュゥウウゥ」
 委員長の口元からよだれが溢れ出てきた。
 カウントダウンする度に頭の上に浮かぶ絶頂を示す数字が震えるが、俺はそれを止めておくことができる。
 イキそうなのにイケない、イカせない。イク寸前をいつまでも保つことができる。
「ロォォォク」
 口から溢れ出たよだれを止めることができずに地面に落とし、さらには涙を流し、顔をぐちゃぐちゃにした。
「サンゥゥゥ」
 ついに委員長は立っていることができなくなり、崩れるようにその場に膝をついた。
 絶頂の寸止めに体を震わせて悶える委員長の艶姿に夢中になりすぎていたことを思い出し、慌てて周りの様子を確認する。
 幸い、こちらに注目している人はいなそうだ。
「人目につくからベンチに座って。少し休もう」
「うん」
 息をするのもやっと、そんな小さく力の抜けた声だった。
 体を赤くして惚ける委員長の様子を近くで見れば、まるでイッた後だと思うだろう。まだ絶頂はしていないが、完全に事後の顔になっている。
 委員長は体に力が入らないらしく、俺が介助してようやくベンチに座ることができた。ベンチに座っても、委員長は小さく口を開け、ただ呆然とするだけで、感想すら口にしなかった。
 この瞬間にリモコンローターのスイッチを入れたらどうなるだろう。意表を突かれ、きっと周りで遊ぶ家族連れにまで聞こえるくらいの大きな喘ぎ声を漏らして絶頂するだろう。漏らすのは声だけじゃないかもしれない。
 一回しかできない絶頂だが、公園でガクガクと体を震わせながらぐちょぐちょに漏らす委員長の様子を見守るのも悪くないか。
 俺はリモコンローターのスイッチを握る手に力を入れた。
「君、こんなところで何してるの? 隣の委員長ちゃん、まるで君にイカされた、みたいな顔してるけど」
 いつの間にか俺たちの前に立ち、声をかけたのは、クラスメイトの千波夢芽だった。
「ねえ、なにしてたの。一人じゃできない、二人でするようなことなんでしょ」
 千波は挑発しているのか、単にからかっているのか、ニヤニヤと口元を緩ませている。何を考えているんだ、千波は。委員長だけは守らないと。
 委員長が公園でリモコンローターをつけてワンピースの裾を捲り上げて俺に見せていたなんて、千波に知られるわけにはいかない。面倒なことになる。
 言い訳をしないと。
 でも、イキかけた委員長はまだ虚ろな目で口を半開きにし、千波の登場に驚くこともなく、何か言う様子すら見せない。
「目の前で子供が遊んでる公園では言えないようなこと、してたんでしょ」
 委員長の様子を見れば、俺たちが健全に遊んでいないことはすぐにわかるだろう。千波は何度も俺にイカされているから、なおさらだ。
 でも、千波はいつから見ていたんだ。
 スカートをたくし上げているところか。ローターと俺の力で絶頂の寸止めをされ膝をガクガクと震わせているところか。
 いや、もっと前かもしれない。
 いかにも地雷系という黒と白のワンピースを着た千波に公園は不釣り合いだ。はじめから公園にいたわけじゃない、ランジェリーショップだろうか。あそこなら千波がいてもおかしくはない。
 まさかドンキということはあるまい。最悪なのはそのパターン。リモコンローターを見られたってことになる。だけど、最初から俺たちの後をつけていたら流石に俺も委員長も気がついていただろう。
「あたしは知ってるんだから、言えばいいじゃん。どうせ君の脳イキでしょ」
 脳イキ?
 じゃあローターのことは気がついていないのか。そもそも見ていないってことだ。
 だったら千波に見られたのは委員長がしゃがみこんだあたりからだろう。ローターでいたずらを始める前に周りを確認した。その時、問題はなかったんだから、そうだ。
 ローター遊びに夢中になっている時に千波が俺たちの姿に気がついて、近寄ってきた。そういうことか。
 だったら、千波はリモコンローターもスケスケのパンツも知らない。委員長が快楽にここまで貪欲なことを知らない。
 千波の知っていることは、委員長が俺の隣で、ただぐったりとしている様子だけだ。
「あたしもまぜてよ。こんなところで脳イキしようなんて考えたこともなかったけど、委員長ちゃんは外が好きなの?」
 まさか外が好きってことはないだろうけど、でも教室で角オナしていたくらいだからな。
 ベンチの前でワンピースの裾をめくりあげたのも委員長だし、外が好きなのか。見られそうなのが好きなのかも。ただ、そんなことを千波に言えるわけがない。
「そんなわけないだろ」
 朦朧としたままの委員長が話し出す前に俺が言った。
「ちょっと疲れたんだよ」
 しかし、千波は鼻で笑う。
「何に疲れたの。イキすぎて?」
 千波が見たのは、ローターの刺激で立てなくなりガクリと膝をついてから。だとしても、委員長のこの様子は事後そのもの。
 教室でした時だって、ここまで顔を惚けさせていなかった。
「イッてない。わかるだろ、お前なら。本当に疲れただけなんだよ」
 イッていないのは嘘じゃない。嘘だけでは絶対にバレる。嘘の中に本当のことを混ぜなければ。
「どういうこと? イキそうでイケないってこと。脳イキさせられるだけじゃなくって、イケないようにもできるってこと?」
 千波は妙に勘がいい。
 俺がクラスの女子の絶頂回数で妄想していたことに気がついたのも千波だった。
「君さ、顔に出やすいって前にも言われてたよね。嘘つけないって。そんなニヤケ顔で必死に否定してさ、エロいことしてないなんて誰だって信じないって」
「ああ、千波さん」
 まるで十年ぶりに意識を取り戻したかのように、委員長はゆっくりと言葉にした。
「やっと声かけたんだ」
 やっと?
 ちょっと待って。『やっと』って、どういうことだ。
「ああ、その様子だと麗央君だけ気がついてなかったんだ」
 学園で見せる笑顔とは全く別の種類の笑みだった。快活な笑顔ではなくて、妖しく余裕のある笑み。
「ドンキで見かけたけど、千波さんは私たちの後をつけてるみたいだから、そういうプレイなのかもって。気がつかないふりをして私たちが千波さんに見せつける」
 じゃあ、最初っから千波は俺たちのことを見ていたのか。
 リモコンローターを買って、下着を買って、ワンピースをたくし上げてそれを俺に見せたところも。最初から全部。
「気がついてたんだ」
 千波もさほど驚いた様子は見せていない。
「うん、気がついてたよ」
 ようやくいつもの様子に戻ってきた委員長は、にっこりと笑った。
「ずっとついてくるから、麗央君は私のエッチなとこ見せたいんだろうなって思ってたけど。でも、違うんだ」
 いつもの爽やかな優等生の笑顔から、次第に艶のある不健全な笑みに変わっていった。
「すっごく興奮したのに。千波さんを調教してるみたいで」
 そう言ってニヤリと微笑んだ委員長ははっきりと千波を挑発していた。
「覗いている、気になって目を離せずに覗き続けてしまう千波さんを私たちが調教しているみたいで」
 挑発された千波はいつもなら言い返すのに、ただ黙っていた。
「麗央君と千波さんってちょっと仲がいい、ちょっとっていうのは僅かにという意味でだよ、少しだけ仲いいのかなって思っていたけど、やっぱりセフレなの?」
 委員長の声音はさらに勢いがつき、完全に千波を抑え込んだかと思われた。
「セフレなんかじゃなくて、あたしは彼女だし。彼は恥ずかしがって、いっつも否定するけど」
 千波は挑発につられたのか、いつもよりずっと大きな声で答えた。ただ、委員長はあざ笑うように、ふんと鼻を鳴らすだけだ。
「委員長ちゃんこそセフレなんでしょ。彼から女の匂いがすると思ってたけど委員長ちゃんだったんだ」
 千波は嫌味ったらしく言う。
「私はセフレとかじゃなくて」
 当たり前だけど、委員長は言いにくそうだ。
 俺だってセフレのつもりはない。じゃあ付き合っているかというと、そうじゃないけど。ただ、一度だけ放課後の教室でしているわけで、セフレじゃないとも言い難くもどかしい。
「セックスしてないの? したんでしょ。匂いでわかるよ」
 委員長との関係を言い繕いたいが、千波は無駄に鼻が利く。勘がいい。簡単には言いくるめられないだろう。
「したよ」
 態度をはっきりさせず何も言えない俺とは違い、委員長は恥じることはないとばかり、優等生らしく言い切った。
「千波さんはどうなの」
「あたしはまだしてないよ。やってもいいって言ったのに、しなかったんだよ。それってあたしを大切にしてる証拠でしょ」
 確かに千波にはしたけりゃすればいい、みたいなことを言われたけどしなかった。嘘ではない。
 でもそれは、俺がイチャラブセックスに憧れてたからで、千波を大切にしているというよりも、俺の勝手で一方的な理由からだ。
 それなのに、委員長とはあっさりとセックスをした。偶然、教室でしていたオナニーを目撃したことをきっかけに。委員長に誘われるがままにセックスをした。
 千波が言うように、それは委員長を大切にしていないように思えた。まるで俺の顔色から委員長への後ろめたさを感じ取ったかのように、千波は続けた。
「あたしには愛してるとか、好きだよとか、まだ言ってくれないけど。彼って恥ずかしがりだから」
「麗央君らしいね」
 千波の言っていることは、それほど嘘じゃないだけに否定しにくい。でも愛してると俺は思っていない。たぶん。そういうことに疎くて、自信がない。
「付き合ってはいないだろ、俺とは。そもそも付き合うとか、そんな話一度だってしたことないだろ」
 ただ一点、付き合っているっていうのだけは嘘だ。
「でも、君ってあたしのこと好きでしょ?」
「……それは、まあ、好きな方ではある」
 間違いなく嫌いではない。好きか嫌いかで言えば好きだ。その程度の「好き」だけど、どうやら千波は本気で嬉しいらしい。フフっと声を出して笑った。
 ASMRでニヤついて「グフっ」と漏らすことはあったけど、笑い声を聞いたのは初めてだった。
「じゃあさ、あたしのどこが好きなのか委員長ちゃんに聞かせてあげて」
「フェラチオ?」
 思わず、ふと口をついて出た。それがフェラチオだった。
 言い訳をすると、瞬間には他に思い浮かばなかった。思い浮かんだのがそれだけだった。俺と千波の繋がりはフェラチオくらいだから。
 だからって最低な男だ、俺は。
「聞いた、千波さん!」
 今度は委員長の挑発だ。委員長のターンが回ってきた。
「あなたの好きなところはフェラチオだって。普通よね」
 いやいやいや、普通じゃないと思うが。間違いなく。
 女の子の好きなところがフェラチオなんて言う男、全然普通じゃないし。普通に最悪だろ。
「普通の、やっぱりただのセフレでしょ。いえ、セックスすらないただのフェラフレ」
 なるほど、そういう意味なら普通か。確かにそうかもしれない。千波も精子好きだしな。
 いや、何がなるほどだ。俺よ。
 だけど、二人ともいくら挑発したいからって、好きなとこがフェラって言っちゃう俺が、まず責められるべきだろう。
「じゃあ見せてあげようよ。委員長ちゃんに、君が大好きなあたしのフェラチオ。そうすればわかるでしょ、付き合ってるって」
 いや、そうはならんだろ。
 俺のフェラチオ用セフレだって言われたようなもんだろ。それなのに千波が自ら肯定するようなこと言うのはよくない。
「あたしも見せてもらったから、リモコンローター調教。あれ、もしかして、君が委員長ちゃんの好きなとこってリモコンローター調教だった? っていうか、委員長ちゃんのこと好きなの?」
 挑発に乗せられて余計なことを言わないように、一息置いてから俺は言った。
「委員長のことは好きだよ。すぐにグダグダする俺とは違って、何事も積極的に挑戦して」
 今度はちゃんと答えることができた。
 それに嘘でも言い訳でもない。正直な俺の気持ちだ。
「まさかそれって、委員長ちゃんが公園でリモコンローター調教に積極的に挑戦するとこが好きってこと?」
 まさかって、なんだ。そもそも、俺はそんなこと言ってないだろ。
「積極的にスケスケのパンツを見せるところが好きなの?」
 確かに委員長はエロに積極的で、探究心があり、挑戦している。もちろん、俺はそんな委員長も好きだ。
 でも、そうは言ってないだろ。
 性的好奇心でリモコンローターをいかに楽しむか、絶頂に妥協しない委員長が好きだとは、さすがに言えないだろ。
 なぜか委員長がニヤリと笑った。
「そうなんだ。私はエッチなことに積極的に挑戦するところが好きってことなんだ。エッチのためなら教室でも公園でも、どこでもしちゃう私が好きなの?」
「もちろん!」
 俺は被せ気味に即答していた。思わず反応してしまった。
 やってしまった。あぁ、やっぱり俺は最低な男だ。
「ねえ、麗央君は私のフェラチオは好き?」
「それは、まあ。嫌いなわけが」
 フェラチオが嫌いな男がいるわけがない。それも委員長のフェラチオなら。
「じゃあ、私と千波さん、どっちのフェラチオの方が好きか決めよっか」
 千波の好きなところをフェラチオと答えたばかりに、壮絶なフェラチオ三番勝負が行われるとは想像もしていなかった。

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