女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界4 駅前にいたエッチなお姉さん

著者: 琴弾南中

電子版配信日:2024/12/13

電子版定価:880円(税込)

ここは、女性がなりたい職業第1位が性奴隷の世界。
日曜日の駅前、露出度高めの水着を着たお姉さん・雛森雫さんに
声をかけられ、逆ナンされてラブホテルまで来てしまった俺。
クラスで一番可愛くて俺が気になっている朝山蜜柑のことが頭を掠めるけど、
今はたわわなおっぱいが魅力的すぎる雫さんのエッチな身体に全力投球!
と思った瞬間、俺を尾行してきた謎の美少女・洋子ちゃん&紗良ちゃんが乱入してきて……
投稿サイトナンバー1ノベル、待望の最新巻は全編大増量書き下ろし!

目次

一話 めくるめく日曜日の静かな開幕

二話 駅前でエッチなお姉さんに逆ナンされて

三話 今日の獲物は「年下の男の子」の予定

四話 エッチなお姉さんと乱入者たち

五話 なりゆきで4P

六話 お兄さんはカッコいいだけではなかったです

七話 初めて

八話 置いてけぼりで我慢できない女の子

九話 エッチなお姉さんの逆襲

十話 獲物は私の方でした

十一話 洋子ちゃんも紗良ちゃんもお代わり希望

十二話 眠っている間に

十三話 ちょっとだけエッチな雰囲気でのんびりと

十四話 月曜日が始まる

本編の一部を立読み



一話 めくるめく日曜日の静かな開幕



「今週の出来事を振り返るサンデイニュースのお時間です」
 テレビを点ければ、日曜日らしい名前のニュース番組がちょうど開始したところだった。
「今週は大きな事件のニュースがなく、ホッとするような出来事や芸能面からまさかのニュースが飛び込んでくる。そんな一週間でしたが、テレビの前の皆様はどうお過ごしでしたでしょうか」
 まぁ、別にテレビのアナウンサーから画面越しに問いかけられて、それに返事することもないのだが、俺としては、この一週間は怒涛と言っても良かった。
 まず、前の月曜日、突然、この世界ではない日本の記憶を思い出した。
 思い出したのか、記憶が入ってきたのか、それはどちらでも良いが、とりあえずこの世界の日本とは違う自分の記憶があって、そっちの方が自分の意識を形成している状況だ。
 同姓同名で性別も同じ。
 三笠 圭(みかさ けい)が俺の名前だ。
 趣味は走ること、あとは強いていえば、勉強ということになるのだろう。
 走るのが好きなので、締まった身体つきをしていて、巨根だった。
 この世界ではない日本の俺からしたら、その変化に戸惑うことも多かった。
 女性が身体を売るのはよろしくはないとされる世界の日本で暮らしていたのだが、この世界は色々と違う。
 俺としてはこの世界と前の世界という感覚で区別している。
 前の世界で、売春行為は法律で禁止されていた。
 海外では売春行為が合法な国もあるとか聞いたことがあったが、とりあえず、記憶にある日本では売春行為はご法度。
 ご法度とされていても、男は女を抱きたいもので、そういう売春行為が陰で行われていた。
 そういう世界だった。
 だが、この世界は違う。
 売春行為は普通のことなのだ。
 外へ出て、駅前まで足を延ばせば、売りをする女性をたくさん見ることができるし、買うこともできる。
 しかも、安い。
 いや、別に前の世界でそういうことをしたことがあるというわけではない。薄い本や思春期真っ只中のエロガキが、出会い系サイトの情報を漁り、知識を蓄えていただけだが、前の世界では、女性を抱くのに数万円はかかるのが普通。
 ただ、この世界では数千円あれば、抱けてしまう。
 しかも、この世界の女性は美人な人が多い、だから可愛い女の子と簡単にエッチができてしまう。
 夢のような世界である。
 そういうわけで、俺はクラスで一番可愛い女の子を買って、後輩の女の子にも手を出し、そして、クラスで一番可愛い女の子の母親も抱いた。
 それぞれ一日ずつ、違う相手といたした。
 行動に移したのが、水曜日からだったのだから、水、木、金とエッチを堪能し、昨日の土曜は休息日とした。
 学校の勉強を疎かにして、成績を落とすのも面白くないし、それにエッチのしすぎで強張っていた身体を休ませたいという思いもあった。
 外に出ると誘惑が多く、女性につられてしまいそうな気がして、極力、家から出ないで昨日は過ごした。
 勉強して、勉強して、切りの良いところまでペンを走らせて、ご飯を食べ、外へ走りに行く。
 身体を休ませるとは言いつつも、どれくらいの疲労が蓄積しているのかを測る手段として、自分で手軽に判断する方法は走ることだった。
 この世界の俺の趣味は走ること。
 一時間という区切りを作って、走り出した。
 快調らしい快調。
 足は上がるし、身体も重くはない。
 多少の違和感を覚えるのは腰回りで、それは帰ったらよくストレッチをしてほぐしてやろうと決めつつ、地面を蹴る足は軽快に進んでいく。
 そうして、帰宅して、シャワーを浴びて、もう一回勉強をして、寝た。
 もちろん、しっかりとご飯は食べている。
 前の世界の感覚でいったら、超人的な行為のようだが、この世界の俺としては苦にもならない行動だった。
 土日の休日だけではなく、授業がある平日もこれくらいのことを続けていたという記憶がある。
 むしろ、今回、走る量は制限している。前はもっと追い込んでいた。
 そう思うと、三日間エッチをする程度で悲鳴を上げる身体のつくりはしていないというわけだ。
 もちろん、日常では使わないような筋肉も使うのがエッチなので、痛めたことがない部分が鈍い感じになっているのは否定しないが、まぁ、おおむねそれくらいの問題でしかない。
 流しめで過ごした昨日を経て、日曜の朝、今では身体に違和感はない。
 また激しいセックスをしても、問題はないくらいだ。
 そう思うとムクムクと女性を抱きたい欲求が膨らんでくるわけだ。
「……さて、芸能面からはまたあのプレイボーイの話題ですね」
 メインの男性アナウンサーが女性のアナウンサーに話を振る。
「はい。そうなんです。芸能界きってのプレイボーイであるアイドルの……」
 なんとなく眺めていれば、ニュースは芸能面の内容に移り変わっていて、そうして紹介されたのは一人の男性だ。
 見るからにイケメン。
 女性が熱を上げそうな風貌だと思う。
「……彼はまたもやドラマで共演した女性とラブホで仲良くしたということです」
「何度目ですか?」
「通算ですが、三十八回目です」
 女性のアナウンサーが声を弾まして、伝えた内容に男性アナウンサーが驚いたように聞き返す。
「……プレイボーイですね」
「そうですね。でも、そんなプレイボーイな彼だからこそ、人気が高まっているわけです」
 女性の熱弁に「はぁっ」と溜め息を吐いてしまう。
 もちろん、男性アナウンサーも俺と同じような反応だ。
「女性が好きなのはエッチで積極的な男性ですからね。女性に興味津々というだけで、女性人気はうなぎ上りですから」
「やはり、そういうものなんですかね?」
 熱を帯びていく女性アナウンサーを尻目に、男性アナウンサーがコメンテーターの女性に話を振る。
「そういうものですね。世の中の女性たちは男性に抱かれたいという信条を持っています。それはご存じの通り、男性が女性に性的な興味を抱かないという問題と妊娠率の低さという部分があるわけです。そんな状況で、女性と積極的にエッチをする男性というのは女性の憧れです。この前のアンケートでは、女性が好意的になる男性像として、経験人数が多い、エッチをした回数が多い男性が好かれるというデータも出ていますからね」
「なるほど」
 眼鏡をかけた知的な女性コメンテーターがすらすらと流れるように解説した内容に男性アナウンサーが納得する。
「もちろん、男性が女性に性的な興味を持ちづらいとしても、彼のように時々、女性に興味を持つ人もいるわけです」
 コメンテーターが取り上げられているイケメンアイドルは、特殊なんだと断りつつも、こういう男性が増えると女性も嬉しいんですけどねと、女性アナウンサーに同調するように話を締めた。
「やっぱり、杏美(あずみ)さんの言う通りかぁ……」
 杏美さんというのは一昨日相手をしてくれた朝山 蜜柑(あさやま みかん)の母親だ。
 自分と同い年の娘がいるとは思えないほどに、美人で綺麗で胸もあって、そのくせ、俺にアプローチをかけてくるような積極性もあった。
 あまり感情豊かという雰囲気はなかったイメージで、クールというよりは冷たいとか無機質な印象を覚えていたが、俺を前にして、そんな雰囲気は一つもなかった。
 完全に発情していた杏美さんはエロくて、可愛かった。
 彼女は元デリヘル嬢なので、エッチなことについては娘の蜜柑と比べても経験豊富なはずだった。
 もちろん、杏美さんとのエッチが凄く気持ち良いものではあったのだが、それは蜜柑と後輩の女の子である真島 由利(まじま ゆり)ちゃんとのエッチと劇的に違うものではなかった。
 むしろ、そこで劇的に違っていたら、俺は杏美さんにのめり込んで熱を上げていただろうが、経験豊富な杏美さんも俺とのエッチで乱れまくってくれた。
 男としての自信が深まるばかりではあった。
 あったのだが、女心を俺が理解できているのかというとそれはまた別の問題で、結局、俺は恋愛ができているわけではなかった。
 この世界ではコメンテーターが言うように男性は女性に興味がない。
 だから、女性は男性に対して、かなり甘い。
 エッチなことをしてくれる相手なら誰でも良いと言い切るのは失礼だが、そういう部分も間違いなくあってしまっている。
 そこにつけこんでいる自覚もあった。
 一番好きな女性はと聞かれても、蜜柑と由利ちゃん、今では杏美さんも加わって、三人の中での優劣を決めることができない。
 好きであるのだが、絶対に蜜柑が一番とは思っていないのだ。
 優柔不断で申し訳ないと思うが、この世界の女性は簡単に仲良くなれるわけで、一番と決め打ちするのができないのだ。
 まぁ、だからといって、節操なく、誰でも良いというのも不誠実だとは思っている。
 いや、既に複数人と関係を持っている段階で誠実ではないと言われたら、ぐうの音も出ないとは分かっているのだが、そういう話ではない。
 男の悲しい性なので、許して欲しい。
 そう、ここまで考えていた。
 だが、一昨日、杏美さんから言われたのはこの考え方とは真逆な話だった。
「エッチ上手くなって欲しい♡」
 期待するようにうっとりと杏美さんにそう言われた。
 これは一昨日、杏美さんとエッチをしていた最後に言われた言葉そのままだ。
 エッチの最中に言われた内容なので、自分が下手くそだという話に想えるかもしれないが、そうではない。
 杏美さんは息も絶え絶えというほどに乱れてくれた上で、俺に諭すようにそう口にしていたのだ。
 理由は一つで、エッチが上手い、エッチができる男は女性のモテるからという理由だった。
「……本当に価値観が違う」
 テレビでもやっているが、この世界の男性がモテる理由はエッチかどうかに関わってくるのだ。

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