本販売日:2025/04/23
電子版配信日:2025/05/02
本定価:935円(税込)
電子版定価:935円(税込)
ISBN:978-4-8296-4796-7
「修也さんの大きくて……ちゃんと入るかしら?」
シンクに手をつき、美尻を突き出して誘うシンママ。
家賃の値引きのお礼に内見先の物件で溺れる肉交。
一児の母、色白金髪ギャル、レスの人妻上司……
店子の悩みを解決し、性の欲求不満もスッキリ解消!
淫らな美女と熟女しか来ない、とろける不動産屋。
第一章 家賃の値下げのお礼はシンママの身体で
第二章 美白ギャルのご近所トラブルを肉棒で解決
第三章 女上司の欲求不満を職場で慰める
第四章 夜中に人妻に漏水で呼び出されて……
第五章 引越祝いは隣人同士の3P
第六章 夢の一軒家で種付けハーレム生活
本編の一部を立読み
第一章 家賃の値下げのお礼はシンママの身体で
「お待たせしました。ご希望の物件に近いものだと、この二つがありますね。特にこちらの2DKは公園も近くて、お子さんがいらっしゃる方にお勧めだと思います」
応接テーブルの上に物件情報が印刷された紙を並べながら、谷原修也は向かいに座る女性に向き直った。
修也は駅前の小さな不動産会社に勤める、二十八歳のサラリーマンだ。おおらかな社長のもと厳しいノルマがなく、お客に寄り添った仕事ができるのが性に合い、大学を卒業後ずっと今の会社にお世話になっている。
それでも土曜日ともなれば少なからず忙しいのだが、今日は稀に見る九月の残暑のせいか客足は疎らだった。
(よく見かけるけど、こんなきれいな人が一人で部屋を探しに来るなんてちょっと意外だ)
暇な店内に現れたのは、修也の顔見知りの女性だった。と言っても普段は軽く挨拶するだけで、名前も知らない。
時折利用する職場近くのスーパーに勤めていて、そこで何度か見かけたことがあった。朝に修也が店舗前の清掃や鉢植えの水やりをしていると、顔を合わせたりもする。
(挨拶するようになったのって、あの時からだよな)
そんな彼女との関係が少し変わったのは、春先のまだ肌寒い季節だった。その日は天気予報が外れて夕方から激しい通り雨に降られていたのだが、彼女とその娘が店舗の軒先で雨宿りをしていた。
肩まで雨に濡らしながらも、娘に優しく微笑みかけていた横顔が、まるで女神のように輝いていた。
(それで自分の傘と、タオルを貸してあげたんだ)
退勤が最後だった修也は、二人に店内に入ってもらって、備品だからよかったら使って下さいと、自前の傘とタオルを渡したのだ。恐縮して何度も頭を下げる彼女の、濡れた黒髪と胸に張り付いたシャツが艶っぽくて、年甲斐もなくドキドキしたのを覚えている。
その日を境に、相変わらず名前はわからないものの、目が合うと笑顔で挨拶してくれるようになったのだ。
(あの時も思ったけど、本当に胸大きいよなぁ。こんなサイズ見たことないよ)
瑞々しく光る長い黒髪をアップでまとめ、白磁のような透明感のある肌。
デニムのパンツに白シャツというシンプルなコーディネートながら、はち切れんばかりの圧倒的な乳房のボリュームに、思わず視線が持っていかれてしまう。男の修也にはカップ数など見当もつかないが、軽く屈んだだけでテーブルの上にたぷんと柔胸が乗っていた。
胸元から覗く乳肉のI字が、修也の股間にふしだらな熱を持たせる。
(っとヤバい、お客様相手にナニ考えてるんだか。せっかく頼ってくれたのに)
膨らみ始めた陰部のポジションをこっそり変えながら、修也は物件情報とにらめっこしている女性の反応を待った。考え込みながら、右手を頬に当てるだけの仕草が、妙に儚く艶めかしい。
「基本的なことですいません。DKってダイニングキッチンのことでしたよね?」
「そうですね。キッチンだけでなく、食事もできるほど広いスペースがある物件です。その他にもこちらは二部屋あるので……えっと、確かお子さんいらっしゃいましたよね?」
「あっ、はい。今年小学五年生の女の子です。子供も大きくなってきたので少し広いお部屋に越したいなぁって、思ってきたんですけど……」
子供の話になると少し顔が明るくなったが、尻すぼみで声色が暗くなる。
(もしかして金銭的に少し厳しいのかな……)
彼女が希望する条件は、部屋が二つある駅近の物件で、予算は平均より少ないものだった。築年数は問わないが、家賃を抑える以上、2LDKや広めの間取りは厳しくなる。
話を聞いていると子供と二人で暮らす上に、左手の薬指にはめられていない結婚指輪。シングルマザーであることは、明白だった。
(女手一つで、となると大変だもんな)
独身の修也とは訳が違う。子供を育てながらとなると、固定費をできるだけ抑えたいのは当たり前だろう。
「ごめんなさい。せっかく調べて頂いてたんですけど、恥ずかしい話、私の給料と……元旦那からの養育費だけだと、どちらも難しくて」
本当にすみませんと、女は長い睫毛を伏せた。その仕草が、修也の中で何かに火をつけた。
立ち上がろうとする彼女の腕を掴んでしまうくらいには、強い衝動だった。
「あの、ちょっと待っててもらえますか? 他にもいくつか物件はあるので、ご希望に添えるのがあるかもしれません」
「ええっ、でも申し訳ないですし……」
「任せてください。あっ、お茶淹れなおしますね。それと遅れてすいません、谷原修也と申します。困りごとがあれば、なんなりとお申し付けください」
恭しくお辞儀をする修也に、シングルマザーは少し困ったように笑みを溢した。
「ふふっ、大袈裟ですよ。佐々野遥です、それじゃあよろしくお願いしますね」
美女のエールほど励みになるものはなかった。
冷たい麦茶といつもより少し高級なお菓子を出してから、修也は一度後ろに下がった。物件情報がファイリングされているバインダーをいくつか出して、ざっと目を通していく。
(しかし、さっき出したのが最良っぽかったものな。あと目ぼしいものは……)
修也が眉間にシワを寄せて唸っていると、不意に背中から声がかかった。
「あら? 珍しく難しい顔して、何か問題あったの?」
振り向くと、声の主は修也の上司、橋元かなみだった。
五つ年上の小柄な女上司は、エンジェルリングが浮かぶ黒髪のショートボブで、左目下のほくろが色っぽい。控え目な胸の膨らみを隠すレディーススーツと、スカートから伸びる黒ストッキングに包まれた、肉付きのいい太腿。
修也が客ならほいほいと契約してしまいそうな、柔らかい雰囲気を帯びた、目を見張るほどの美女だ。
「ああ、橋元先輩。はい、実は──」
うんうんと事情を聞いたかなみは、「それなら」と修也の肩に指輪をはめた手を置いて、別のバインダーを引っ張り出した。端正な横顔がすれすれに迫る。
(相変わらず距離が近い……それになにかいい匂いもするし)
年下の修也を男扱いしていないのか、女上司は人妻にもかかわらず、無闇にパーソナルスペースが狭い。女性特有のふくよかな香りが、仕事中であっても男の体温を上げてしまう。
「こことかどう? 家賃は相場よりだいぶ落ち着いてるし、部屋の広さは普通だけど収納もしっかりしてるから」
「そこよかったんですけど、確か満室でしたよね?」
「先週サラリーマンの人が転勤になって、ちょうどお部屋が空いたのよ。清掃も済んでるし、入居には問題ないわ。ホームページにはまだ掲載してなかったけど」
女上司から手渡された資料を、改めて確認する。間取りも家賃も彼女にはちょうどいい物件だろう。修也が礼を述べると、麗しの先輩は主張が薄い胸を張った。
「これでも先輩だし、多少はね。オーナーさんも次の借り手がすぐに見つかってくれれば、こっちの評価も上がるでしょうし」
「確かにそうですね。それじゃあこの物件紹介してみて、よさそうなら内見行ってきます」
「今日は比較的空いてるからしっかりね。あと私には秋の新作ラテよろしく」
「またそんな甘いものを……」
腰回りを気にするわりに、スイーツ好きな上司に目線を配る。男からすれば十分魅惑的なボディラインなのだが、かなみにとっては気になるのだろう。
修也の視線に気がつくと、避けるように身を翻した。
「あー、どうせ摂った栄養全部無駄なとこのお肉になると思ってるんでしょ。いいからさっさと行ってきなさい」
追い出されるように送られた修也は、遥に物件の説明をして、さっそく内見に行くことになった。
修也の自家用車、中古の国産SUVで到着したのは駅から徒歩十分の木造二階建てアパート。古めの外観に心配そうな顔を見せる遥だが、二階の空室に入ると、思わず感嘆の声を漏らした。
「わぁ、中すごいきれいですね。床もピカピカですし」
「最近内装リフォームしたばかりなんですよ。外装は後回しみたいですが。玄関入ってすぐここがダイニングキッチンで、奥に二部屋並んでます。もちろんトイレ風呂別ですね」
間取りの説明を受けながら、遥は興味深そうに部屋の中を散策していく。所作が落ち着いているのに、ともすればたゆんと揺れる乳肉に目が持っていかれる。
「キッチンの収納も多いですね、コンロも三口あるのいいなぁ」
「料理されるなら便利だと思いますよ。風呂場には浴室乾燥も付いてます」
「すごい、こんないいお部屋なのに、あんなに安いのって……もしかして訳あり物件ってやつですか?」
年上だろうシングルマザーは、訝しむ顔もかわいらしかった。
「そう思われても無理ないでしょうけど、単純に築年数の問題と、後は大家さんのご厚意ですね。っと、そこ見えます?」
こもった部屋の窓を開け放つと、涼しい風が吹き込んできた。クーラーが稼働していないじめっとした熱気が、遥の首筋にしっとりと汗を浮かせていた。
「あっ、はい……専門学校?」
「大家さんが優しい人で、学生さんの負担にならないようにって、家賃控え目なんですよ。ああ、もちろん普通の人でも大丈夫ですから」
修也の説明に、うんうんと頷く遥。室内を見回しながら、子供との生活を想像しているのだろう。組んだ両腕に乗る豊満な柔肉が、目に毒だ。
「何か心配ごとあります?」
「えっ? あっ、すごくいいお部屋だなぁって思って……」
感触はいいのだが、眉間による皺を見逃さなかった。懸念は、やはり家賃か。
「ちなみに、車って持ってます?」
「いえ……私、免許も持ってなくて」
「そうでしたか。それなら駐車場代、大家さんと交渉できるかもしれません。確か家賃に含まれてたと思うので、事務所で確認してみますね」
「えっ、そんなことまで……」
普段ならここまでしないかもしれない。ただ母子家庭で育った修也には、彼女の境遇が他人事に思えなかった。もちろん、遥のような美貌の持ち主に、かっこいいところを見せたいという幼い欲求はあったが。
遥は両手を組んで、「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
「こんなによくしてもらって、お礼しないとですね」
「いえいえ、そんな気にしなくても大丈夫ですから。これも仕事です」
「でも──あっ」
ぐいっと身を乗り出して迫る遥に、男の目線が不可抗力にも乳肉の谷間に向いてしまった。視線に気づいた遥は隠すでもなく、頬を染めて胸元に手を添える。
「す、すいませんっ。その、つい」
「そんな……ふふっ、ずっと私の胸、見てましたよね?」
咎めるでもなく、遥は悪戯っぽく唇を綻ばせる。どころか、自らの乳房をさらに寄せるように、両腕を抱いた。
「あの……はい。その通りです」
「違うんです、怒ってるとかではなくて、お礼できるかもって嬉しくて。えっと、よければ少し……触ってみます?」
頬を紅潮させて上目遣いをするシングルマザーに、ドクンッと心音が高鳴った。清楚で落ち着いた雰囲気の彼女とのギャップに、拍動する熱い血液が股間に集まるのを感じる。
「いや、さすがにそこまでしてもらわなくても大丈夫ですからっ」
「でも、私、他にしてあげられることがなくて……」
遥の瞳が潤んでいた。熱っぽい吐息が男の自制心を削る。
「本気で言ってます? 遠慮しないですよ」
「もちろんです。ただちょっと顔を見られるの恥ずかしいので、後ろからお願いしたい……です」
そう呟くと、遥はくるりと回って修也に背を向けた。肩越しに男を見つめ、「ど、どうぞ」と静かに誘う。
(この向きの方が逆にエロい気がするけど……)
纏めた黒髪の下に覗く、うっすらと汗ばんだうなじ。肩幅は狭いのに、適度に肉付いたシルエット。
デニム生地がぱつんと張る尻肉が豊かで、情欲をそそるのだが、
(なんだか違和感あるよな)
先程からの扇情的な振る舞いと、遥の雰囲気がちぐはぐだった。その証拠に、耳介が朱色に染まり、両肩が細かく震えている。
「あの、無理しなくてもいいんですよ」
「えっ、ふふっ……バレちゃってます? こうして男性のこと誘うなんて、初めてですもん。でも、お礼したいって気持ちは、本物ですから」