制服解剖教室

著者: 綺羅光

本販売日:1992/07/23

電子版配信日:2009/07/10

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0441-0

シチュエーション

上品で清楚な紺色のセーラー服に、

愛くるしい膝丈のプリーツスカート。

天使のごとき清純な美少女・理都子は、

満員電車のなか、男たちの格好の生贄。

だが、理都子の受ける辱しめは、痴姦どころか

正真正銘のレイプ、それも輪姦だった!

登場人物

りつこ 女子学生

りな(23歳)OL

えりこ 女子学生

みちる(18歳)女子学生

あさみ(24歳)その他

本編の一部を立読み

信じられなかった。パンチの男の右手は、セーラー服の上衣の裾からなかへ堂々ともぐりこんでいるのだ。乳ぶさをじかに揉んでいるらしい。

よく観察すると、セーラー服の胸のあたりで、指がモミモミするように卑猥に動いているのがわかる。上衣の裾がめくれあがり、下から純白のナイロンスリップがまばゆく輝いている。

男の左手はそこから見えないが、おそらくスカートのなかを這いまわっているのではないだろうか。

(この俺でさえそこまでやっていないというのに……)

本間は憤激し、同時に肉茎が猛り狂うのを感じた。

男は本間と違って痴漢のプロらしかった。女学生の初々しい羞じらいを楽しみながら、荒い息を首筋にハアハア吐きかけ、余裕しゃくしゃくでいたずらを繰りかえしている。

少女はもう相手を睨みつける勇気もなく、首をうなだれてひたすら耐えている。ハラハラゆらめく黒髪のあいだから時折りうかがえる横顔は、羞恥にわななきつつもポウッと妖しく紅潮している。

(感じてるんじゃないか? しかし、まさかそんな……)

男はトレンチコートを巧みに使って目隠ししているようで、そこが気になった。

心臓が口から飛びだしそうなほどドキドキしながら、二人の下半身に注意を向けた。あいだに割って入っている出っ歯でネズミ顔のサラリーマンが邪魔なので、強引に脇へ押しのけた。

やはり下半身はコートにすっぽり包まれていて、何が行なわれているのか全然わからない。

しかし絶対に怪しかった。もしかすると、なかでペニスをせっせとしごいて、仕上げにはスカートにどっと汚れた粘液をぶちまけるつもりかもしれない。

(馬鹿野郎。ふざけんじゃねえぞ)

いつ止めに入ろうかと本間は迷った。情けないことだが、男のあまりの不敵さが不気味で、つい逡巡してしまうのだ。

それに、はらわたが煮えくりかえるほど怒りを感じるその一方では、清楚な美少女が汚辱と羞恥に身悶える姿を目のあたりにして、異様にサディスチックな興奮が衝きあげてくる。

パンチは、まさに本間がやりたかったことを、ただ勇気がなくてできなかったことを、ものの見事にやりのけている。

すると、少女の身体がピクンと硬直し、それから弱々しくいやいやをした。

男がまた何か囁いた。

今度はさっきより近づいているから本間にも少し聞こえた。「じっとしてねえと怪我するぞ」とか、「おまえの名前も学校もわかってるんだからな」などと脅している。

少女はさらに悶えた。腰までかかるストレートの髪がざわざわ波打って、大好きなシャンプーの香りが本間のところまで悩ましく匂ってきた。

パンチの動きが激しくなった。にやけていた顔に血がのぼって、いよいよ本気になってきたのがわかる。

ガックンと大きく電車が揺れた。男がよろけて、トレンチコートのなかが見えた。

(そんな!……)

全身がおぞ気立った。

目を疑う光景だった。

憧れの天使のプリーツスカートは大きくまくられ、パンティが太腿まで引きずりおろされていた。下着の色と変わらぬくらい真っ白なヒップが丸出しにされて、その亀裂には、男のドス黒い剛直がずぶりずぶりと突き刺さっているではないか。

ああ、少女はレイプされていたのだ。この満員電車のなかで。

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