凌辱の連鎖
本販売日:1995/04/23
電子版配信日:2009/04/24
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0613-1
兄の友人に犯された日を境に智絵の人生が狂った。
19歳の美肉にMの味を叩きこむため続く奴隷調教。
代わって登場した中年男のハードな性隷奉仕。
あげくに敬愛する大学講師に裏切られ、
凌辱と恥辱と屈辱が清純な心と体を蝕んでいく。
知的な学生生活を夢見た智絵にあるのは地獄のみ……
ともえ(19歳)女子大生
さや(26歳)その他
本編の一部を立読み
「ああ、許してください、おじ様。私、好きな人がいるんです。今日ひと晩だけお客様をとれば、新城さんは私を自由にしてくれる約束なんです」
いかにもありそうな話に思えた。新城は、この女の純情につけこみ、あこぎな商売をくわだてたのだろう。そんな智絵がむしょうに愛しく、同時に子憎らしい。
「好きな人だと? へへへ。ザーメン呑んでマンずりする売女が、よくそんなことをほざくもんだ」
「ああン、ひどい……い、いくら、おじ様でも……」
「うるさい!」
髪を乱暴にわしづかんで顔を上げさせ、その口をこじ開けて、ドロリ、ドロリと、これでもかいわんばかりに唾液を流しこんだ。
新たに征服欲が湧き起こる。とにかくすべての体液をこの女に注ぎこみたいくらいなのだった。
初めはいやがった智絵も、鼻息をもらして従順に飲み干し、おかえしに、唾液に濡れた舌腹でこちらの舌を裏も表もていねいにしゃぶってくれた。
(ああ、最高の娼婦だ)
貝原は、智絵の相手の男へ激しく嫉妬した。こんな美女に想われるとは、なんと幸運な奴だろう。
しかし若造と張り合ってみたところで仕方がない。自分のような好色な五十男は、いやがる女の頬を札ビラで張り飛ばし、無理やり言うことをきかせるほうが似合っている。
(全財産を犠牲にしてもいい。俺はきっとこの女を奴隷にしてみせるぞ)
感情が高ぶり、それが性的興奮を増殖させた。射精したばかりというのに勃起が、今度は美女を求めて猛り狂った。
「ハメてやるか、淫売め」