本販売日:2002/03/23
電子版配信日:2009/06/05
本定価:660円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1099-2
責められるほどに、淑やかな女体に磨きをかけ、
未熟な性を翻弄するほどに、愉悦を露わにする。
人妻しか持ち得ない、被虐美、官能美、熟練美。
その麗しさ、深さはいかばかりのものであろう。
レイプ、セクハラ、フェティシズム、誘惑……。
禁断の果実を食した瞬間、男は人妻の神秘に戦慄する――
はつみ(27歳)人妻
なつえ(34歳)人妻
ゆきこ(27歳)人妻
みえこ(24歳)人妻
かずよ(36歳)人妻
本編の一部を立読み
「あ、ああっ……指、入れてぇ!」
夏枝は振りしぼるように言った。西条をこの肉体で絡めとって、いい思いをしよう。それこそが、最上級の女としての魅力を証しだてるはずだ。自分を高級品として展示する意志を持ち、ことさらに二つの恥孔を剥きだす。徹頭徹尾はしたないポーズで、若くして支店長の地位に昇りつめた男の指を乞う。
「くくっ、どっちの穴に入れてほしい」
西条が太い人差し指を淫裂に滑りこませつつ、思わせぶりに尋ねた。
「ああっ、どっちも……どっちも、よぉ!」
机に頬を擦りつけながら、夏枝は感きわまった叫びをあげた。上体を机に押しつけられるようにして、下方から秘部を覗きこまれている。
膣孔の縁を指先が這いまわっていたかと思うと、淫液の量を確認するように奥に入りこんでくる。肉壁のうねりを掻きたてられたと感じた次の瞬間には、誰にも触れさせたことのない肛門に、淫液まみれの指がめりこんできた。
「ひっ、くうーっ、恥ずかしいっ!……」
派手なガーターベルトでストッキングを吊っている娼婦まがいの姿を、際立たせたかった。黒いヒール靴に至るまで逆V字のラインに張りつめた、二本の脚を突っぱって、秘孔をいたぶられる。夏枝は美貌を歪め、排泄器官がしこってくる感覚に堪えた。支店長の指によって、恥辱にまみれた奇妙な性感を掘り起こされる。
「ひいっ、くうっ、おかしくなっちゃうぅ!」
「おかしくするためにしているんだ。君のこの身体を、徹底的に淫らにするためにね」
指の第二関節まで入ったかと思えるほど深く、狭い恥孔を抉られる。夏枝は背後に突きだした尻肉をプルプル震わせて、男の仕業を受けた。これ以上ないほど、破廉恥な行為に耽りたい。底なしの性地獄に突き落とされたかのように、狂いきりたい。権力を手中におさめつつある西条は、その相手として遜色がなかった。
「ひっ、ひっ……ゆ、許してぇ!」
アヌスの筋がひきつれ、うめかずにはいられないような火照りを帯びてくる。排泄のための穴をしつこく嬲られることにのぼせあがり、突っぱった脚が痙攣しだしていた。机上に凭れかかった上体を、なすすべもなくくねらせる。大きな髪留めで緩く束ねた髪も、狂いだしたように揺れていた。重ね着したベストとシャツブラウスの下では、豊満な乳房が机の縁に擦れている。暗く湿った窄まりをほじくられるにつれ、微細な筋がしこり、うめき声がもれつづける。
「ふふふ、いくぞ。オマ×コの穴には、もっといいものをお見舞いしてやる」
この一カ月ほどで馴染みになった西条の男根が、豊潤なラブジュースを溢れさせている膣口に食いこんできた。タンガのクロッチの脇から、ねじこみ、ぬめったフリルのような肉襞の中央を容赦なく犯す。
「ああっ、西条さん、犯してぇ!」