本販売日:2003/02/23
電子版配信日:2008/06/06
本定価:681円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1174-6
近いのか、遠いのか……危うくも微妙な関係だからこそ、
湧きあがる女の本能が、弟を甘美な悦楽へと誘惑する。
悩ましい朱唇、肉感的な双臀、眩しすぎる脚線美……。
憧れでしかなかった姉の手で導きだされた、
若き血潮と爛熟した性が交錯した時、
絶対不可侵の衝撃的禁忌世界が現実のものになる!
しおん(23歳)姉
ゆうこ(22歳)姉
ななみ(21歳)姉
ちかこ(19歳)姉
なつき(34歳)姉
本編の一部を立読み
「姉さん。僕……」
「ああぁ……いいのよ。私のあそこに突き刺してぇ……」
「……じゃあ本当に入れるよ、姉さん」
すっかりとろけてしまっている膣口に極太の肉棒の先端を添えて、敦史はそのまま体をゆっくりと押しつけてくる。
「あぁぁ……」
メリメリと膣壁が押しひろげられていく。その感覚に、自分たちはいま、ひとつになろうとしているのだという思いが美裕希の身体のなかを満たしていく。
「姉さん……。姉さんのなか、すごくあったかいよ」
「はぁぁ、擦って……。激しく擦って……。私を壊すぐらい激しくぅ……」
催促するように美裕希は腰をくねらせた。肉穴が蠢き、弟を締めつける。その快感に背中を押されたかのように、敦史は低くうめき、激しく腰を揺り動かしはじめるのだった。
「ううッ……姉さん……。す、すごく気持ちいいよ……。あぁ、女の人の身体がこんなに気持ちいいものだったなんて……」
感動の言葉を美姉の耳もとで囁きながら、敦史はどんどん腰の動きを速めていく。
擦れ合う粘膜がいやらしく鳴り、掻きだされた愛液がお尻の割れ目を流れ落ちてシーツをぐっしょりと濡らしていく。
「はぁぁ……。そう、そうよ、敦史。もっと……もっと強く突きあげてぇ……」
両脚を敦史の腰に巻きつけるようにして、美裕希は官能の嬌声を張りあげ、弟の唇にキスをして、その口のなかに舌をねじこんだ。舌と舌がからまり、混じり合った唾液が二人の口のなかを行ったり来たりする。
実の弟と交わるなんて、自分のしていることの非常識さはわかっていたが、ずっと心のなかでくすぶっていた思いを振り払わないと、新しい人生に踏みだすことはできないのだ。
「はぁぁ……。敦史……。壊して。私を壊して……。はぁぁッ……」
「好きだ。好きだよ、姉さん。僕は姉さんのことがずっと好きだったんだ」
苦しげに絞りだされた敦史の言葉に身体が痺れた。
いつの間にか、亡き父と弟が入れ替わっていた。ずっと自分の心にあったのは弟のように思えてくる。その最愛の男にいま抱きしめられているのだ。
「はあぁぁん、私も……。私も好きよ、敦史……。だから、もっと……もっと激しくぅ……」
二人は唇を重ね合わせたまま、愛の言葉を囁きつづけた。それと同時に下腹部でつながり合い、そこはそこでもうひとつの愛の言葉を粘ついた音で囁き合うのだった。
「あぁ、姉さん……。姉さんのオマ×コ、気持ちよすぎて、もう……もう限界だよ」
敦史が苦しそうに言った。
「ああぁ、いいのよ。我慢しなくても。ねえ、出して……。私のなかにあなたの熱いものを注ぎこんで。一生忘れることがないように、その熱さを覚えておきたいの」
「うう……姉さん……」
美裕希の言葉にこめられた本当の意味は理解していないのだろうが、敦史はうれしそうに微笑むと、さらにピストン運動を激しくした。
二人の体がぶつかり合って大きな音が鳴り、敦史の吐息が徐々に苦しげなものに変わっていく。
「ああッ、ぼ、僕もう……」
「はぁぁあッ、敦史……。ふぅぅん……」
「で、出るよ。ああ、出るぅッ……ううぅッ」
ひときわ強く打ちつけられた肉棒が、美裕希の身体の奥深くで大きく跳ね、それと同時に熱い感触が膣奥にひろがった。