本販売日:1997/01/10
電子版配信日:2009/09/04
本定価:912円(税込)
電子版定価:1,045円(税込)
ISBN:978-4-8296-3132-4
美術教師・沢野麻紀子、社会科教師・桜井美早、城蹊学院高等部で教鞭をとる二人の美人教師が、悪徳教師の毒牙にさらされる。弱みを握られたが最後、豊麗な26歳の肢体を緊縛され、夜通し嬲り抜かれる麻紀子。性隷と化した美教師を使って巧妙な罠が仕掛けられ、22年間、大切に守りつづけてきた処女を赤銅色の剛直で抉られる美早。昼休みに放課後に、今日もまた女教師が泣き狂う、羞恥と魔悦の凌辱調教がはじまった。
まきこ(26歳)女教師
みさ(22歳)女教師
ゆり 女子学生
本編の一部を立読み
美術室に足を踏み入れた美早は、イーゼルの前にパレットと絵筆が転がり、絵具が床に飛び散っているのを見つけた。
(なにかあったのかしら?)
不安に駆られて室内を見渡すと、準備室のドアが少し開いているのに気づいた。
軽い胸騒ぎがして部屋へ近づき、ドアの隙間からそっと覗いてみる……。
我が目を疑う光景が、そこで展開されていた。
驚愕の叫びをかろうじて呑みこむ美早。
沢野麻紀子が、男と口づけを交わしていた。
(麻紀子先生!?……)
何年か前に最愛の恋人を亡くし、以来その恋人に操をたてて貞淑に暮らしていると聞いていた麻紀子が……。美早はあまりのショックに呆然と立ちすくんだ。
つづいてこちらに背を向けている相手の男が、その並みはずれた体格から金井竜三であることを知り、再び激しいショックに襲われた。
(あの金井竜三と、キスをするなんて……)
ズキンズキンと心臓が激しい音をたてて脈打った。見てはいけないものを見てしまい、すぐに去らなければと思うのだが、金縛りにあったように身体が動かない。
このうえなく淫靡なキスシーンだった。深々と互いに舌を吸い合いながら、金井の右手は麻紀子のスカートをまくりあげ、パンティのなかに入って、なにやら卑猥な動きを見せている。麻紀子の白くて柔らかそうな太腿がエロチックにのぞいていた。
左手はセーターをめくり、黒いブラジャーからこぼれでた形のいい乳ぶさを、ミルクでもしぼりだすようにねちっこく揉みあげる。
麻紀子の白い谷間には、汗がねっとりと光っている。愛撫を受けている麻紀子は、うっとりと目を閉ざし、瞼のあたりを赤く染めながら、愉悦に浸りきった表情である。
二人の口づけは、恋人同士が交わす愛に満ちた美しいものとはあまりにもかけ離れていた。それは、もっとドロドロとして粘っこく、変質的なものと美早の目には映った。
(不潔よ……ああ、不潔だわっ)
美早の頬は、しかしひとりでに熱くカッカと火照っていった。
パンティのなかに突っこまれた金井の指が、さらに淫らに大きく動き、それに合わせるように麻紀子が、女っぽい腰を悩ましくくねらせた。チューチューと激しく舌を吸い合いながら、麻紀子は、鼻先からあたりもはばからず切なげな吐息をもらしたりもする。
唇を離した金井が、麻紀子の耳もとでなにやら囁くと、麻紀子は「あああン……」と大きく喘ぎをもらしてのけ反った。
「だ、駄目よ、いけないわ」
「いいじゃねえか。いつもやってることだろう」
二人の身体がいったん離れた。机の上に乗っている生徒たちの作品を、金井が乱暴に片づけはじめた。
(なにをするつもりなのかしら?)
机の上に、麻紀子の上体が突っ伏し、尻を突きだす格好になった。
金井が好色さを剥きだしにした薄笑いを浮かベ、麻紀子の尻を見つめながら、ズボンのチャックを引きおろした。
(ま、まさか……そんな……)