ヒトヅマハメ【完全版】

著者: 懺悔

本販売日:2022/10/11

電子版配信日:2022/10/21

本定価:947円(税込)

電子版定価:947円(税込)

ISBN:978-4-8296-7700-1

シチュエーション

少子化防止法に則って
奥さんに孕んで頂きます
勝ち気な人妻の茜と堅物教師・紗英。
政府の命令で他人棒に種付けされる女体たち。
夫も知らない牝の顔で極める中出し絶頂。
これからはもう夫の子種じゃ満足できない!?
最強NTR作家、最高傑作!
(本作は「ヒトヅマハメ」「センセイハメ」(フランス書院eブックス)を再構成したものです)

●もくじ
ヒトヅマハメ
じゃじゃ馬グラマラス・茜
第一章 仲良し夫婦の元へ――こちら少子化防止委員会の者ですが
第二章 いけ好かない医師に何度も絶頂に追い込まれるグラマラス
第三章 最愛の妻が別の男に生ハメを許す艶声を聞く夫
第四章 「夫より先生の方が、太くて気持ちいい!」
第五章 夫婦の寝室で交わす、先生の子種で孕む誓約書
最終章 幸せな日々、けれど二人目も夫以外で作る妻

センセイハメ
堅物女教師・紗英
第一章 三十路の堅物教師と元教え子と少子化防止委員会
第二章 校内で、夫も校長も公認の教室「肌合わせ」
第三章 教え子の子作り××で私を妊娠させてください
第四章 下見で訪れた海岸で夫にもしたことのない水着パイズリ
第五章 子作りから離れて……アナル初体験に挑む教師と教え子
第六章 あなたの子供を産んでも、私はあなたの先生よ
最終章 妊娠確定、そして卒業 ~最初で最後の恋人セックス~

登場人物

茜 人妻

紗英 女教師

本編の一部を立読み


 茜の声が聞こえる。
 ツンツンとしながらも、達した直後の悩ましげな声。
「……いつまで挿入れてんのよ」
「当然射精が終わるまでだよ。旦那さんにもそうやって急かしてるの? そういうのよくないよ」
「忠士にそんなこと言うわけないじゃん」
「旦那さんとの後戯は?」
「後戯って?」
「セックスが終わったあと、愛撫や会話はあるの?」
「イチャイチャはするけど……んっ、ねぇ…………まだ硬くない?」
「旦那さんは射精したら柔らかくなる?」
「普通そうでしょ」
「普通はね、奥さんみたいな女性が相手だと、何度でもセックスしたくなるんだよ」
「……なんでよ」
「魅力的だからに決まってるじゃないか」
「……どうも」
 安田の口調は相変わらず相手を小馬鹿にする冷笑が交じり、茜も茜で刺々しさを隠そうともしないが、どこか互いを隔てる心の壁のようなものが徐々に脆くなっていくのを忠士は感じて、それは二人の肌の触れ合いよりも遥かに彼を嫉妬させた。
「奥さんの後戯を見せてもらえるかな?」
「具体的にどうこうってのはわかんないんだけど」
「さっきみたいに口でしてくれればいいよ。精液を舐めて綺麗にするんだ」
 にゅる、と滑るような音と、「あっ」と茜のかすかな嬌声が聞こえる。
 一拍置いて、ぎしぎしとベッドの上で誰かが体勢を変える音が響く。その一拍には茜の躊躇が浮き出ていた。
「まずはゴム外して」
「……出しすぎ」
 ペリペリとゴムを外す音。
 そしてほぼ間髪容れずに、ちゅ、ちゅ、と数度続けて口づけの響き。
 唇が啄んだのは、唇じゃないことを忠士は理解している。
「くちゅ、ちゅぷ、んっふ……れろ」
 未だいきり起つ男根に付着した精液を舐め取る茜の舌使いはあくまで丁寧。むしろ挿入前のそれより水音が濃厚にすら聞こえる。
 何より愛妻が少量とはいえ安田の精液を口にし、その苦みを味わい、嚥下しているという事実が忠士を苦しめた。
 バックで挿入する体勢から動いていないと推測される安田が言った。
「少しだけ、咥えてみてくれない?」
「……やだ」
「亀頭を咥えるだけでいいから」
「エロ親父」
「検査の一環」
「どうだか」
 呆れるように鼻で笑うと、「んっ」と茜は小さく咳払いをした。
「あ、む……」
 何かを頬張る音。
「くっちゅ……くっちゅ……くっちゅ」
 舐める音とは明らかに異なる粘り気を伴った摩擦音。
「ほれでひい?」
「もう少し激しくやってみようか」
「ふこひってひったひゃん……じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ…………はい、おしまい。顎弱いんだってアタシ本当に」
「奥さん口小さいもんね。よっこいしょ」
「オッサンみたいに腰下ろすね。あ、オッサンだったわ…………や、んっ」
 せせら笑おうとした茜が唐突に甘く鳴いた。
「奥さんのクリトリス、勃起しやすいんだね」
「……せ、先生のおちん×んだって、まだこんなパンパンじゃん……んっ、ん」
 二人の両手がくちゅくちゅ、にちゃにちゃ、と音を鳴らす。
 セックスを終え、後戯を終え、向かい合って座る二人の全裸の男女が、それぞれの性器を擦り合う。熱した鉄棒のような男根を握り擦る音。トロトロに蕩けた肉の裂け目を指でなぞる音。さらにはちゅ、ちゅ、と唇が触れ合う気配まで感じ取る。先ほどのように唇を性器に押し当てているのではなく、明らかに唇同士が接触し合っている。時にそれは「ちゅう」と互いに吸い合うような濃厚さすら醸し出した。
 極めつけは、「指輪をしている方で扱かれると、たまに当たって痛いよ」「んっ、ちゅ、ふぅ、ん……ごめん……ちゅっ、く、んっふぅ」というキスの合間に挟まれた会話。
 二度の性交はこうまで二人の間に馴れ馴れしさを伴わせるのかと忠士は頭を抱えた。
 情念を発しない事務的な肉体的接触は、かえって過度の背徳感を生まず、親交を深めるには格好の材料となる。
「んっ……はぁ、あっ……せ、先生だって、指輪してるじゃん」
「そりゃね。独身は禁止されてるし」
「……こんな仕事で、奥さん怒らないの?」
「僕らには守秘義務がある。どんな職務についているかは家族にだって知らすことはできない。何よりこれは仕事だ。僕は誇りを持ってやってるよ」
「そりゃ、そうだろうけど……やっ、そこ……んっあっはぁっ!」
「これがただの男としての性行為なら指輪を外してるよ」
「そう、だよね……それはアタシも一緒の考え、かな」
「奥さん、もう一度挿入しようか」
「……なんで……?」
「連続の性交渉が可能かどうかの検査」
「……でも時間が……」
 茜にしては歯切れが悪い。どんな時でもイエスならイエス。ノーならノーと断言する。そんな彼女が、胸の中で何か葛藤と戦っているように怯んでいる。
「すぐ済むから」
「……絶対?」
「絶対」
「……時間、ないんだからね……忠士とこのあと……」
 ごにょごにょと消え入りそうな声で「予定が……」と口にしながらも、「もう一度四つん這いになって」という安田の指示に従ったのか、ぎしぎしとベッドが体勢の変更を意味する音を鳴らした。同時にコンドームの包装が破かれ、それが勃起した男性器に装着されるキュッキュッと耳障りな音が聞こえる。
 ほぼ間髪容れずに、「あっ、んん」という茜の甲高い声と、パンッパンッパンッ、とリズミカルな打擲音が響き出す。
「あっ、あっ、あっ、やだっ、いきなり、速い、ってばっ、あんっあんっあんっあんっ」
「時間ないんでしょ?」
「そうっ、だけど……あっ、やんっ、あっあっ、はぁっあっ、うそ、さっきより、硬いかもっ、あっあっ、それっ、やっあ、いいっ」
「このあとデート行くの?」
「当たり前、じゃん、あっ、んっ、あっあっあっ、ふぅっ、うぅ、うっあ」
「どこ行くの?」
「わかんっない、どっか適当に、あっ! あっ! あっ! っん、はげしっ、あいっ、それっ、あっいっいっ、あっあっはぁっん」
「適当に? まずはランチとか?」
「多分、そうじゃない、の?」
「奥さんの希望は?」
「わからない、ってばぁっ!」
「なんで?」
「なんでって……はぁ、はぁ、はぁ、はっ、ん……こんなおっきなおちん×んで、こんなズンズンってされてる最中に、旦那とのデートプランなんて、あっやん♡ はぅっう……考えられるわけ、ないじゃん……あっ、いっ♡ あっあっあっあっあっ!」
 肉と肉の激突する小気味いい音が、ますます回転数を上げていく。
 パンパンパンパンパンパンパン。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ! やだっ、アタシ、忠士じゃこんな風にならないのに……アタシ、絶対変な声出してる……恥ずかしいから聞かないでよ」
「スゴく可愛い声だよ」
「嘘だ、嘘、こんなの、絶対変……あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ んっんっ、あっん、やぁっ、すっごい♡」
 茜の言う通り、忠士にとっても耳にしたことのないトーンの嬌声。普段はじゃじゃ馬でもベッドの上では乙女な茜は甘えるような声、媚びたような声を出すこともある。しかし男に悦びで屈服させられているような声は、ついぞ聞いたことがなかった。
「やばっ♡ アタシ、これ、マジで好きかも、あっあっいぃ♡ 後ろから、おっきぃので、ズンズンされるの、たまんないっていうかっ、こんなの、初めてっていうか、あんっあんっあんっ♡ イクっ、イク……」
 茜の声色から一切の余裕が消え失せ、絶頂へ向かって切羽詰まると、機を見計らったようにピストンの音がぴたりと止まる。
 茜の荒い呼吸には困惑と不満が入り交じる。
「奥さん。カリキュラムを進めようか」
「は、い?」
「生で挿入しましょう」
「……それは、来週って……」
「奥さんの合意があれば進行させられるよ」
「……でも、それは」
「少しでもプログラムを進行させることは、それだけ妊娠に近づくということだからね」
「……………………絶対、外に出す?」
「勿論です。膣内射精は『基本的』にはプログラムには含まれないよ」
 茜は自分を奮い立たせるように鼻で笑った。明らかに彼女は不安を感じていた。
「……正直ちょっと怖いかな」
「なにが?」
「……先生の、めちゃくちゃいいし」
 安田は対照的に、茜を嘲笑うように鼻息を飛ばした。
「別に浮気してるわけじゃない。僕たちは社会の取り決めに従ってるだけにすぎない」
「……そりゃそうだけど」
「じゃあいいね?」
 有無を言わさず腰を引いて、ぬぷ、という摩擦音と「んっ」と茜の掠れた声を鳴らし、ピタンとゴムが外れる音が鳴る。
「マジで、生でしちゃうの?」
「うん」
「挿入れられたら、それでイッちゃいそうなんだけど」
「問題ないよ」
「……あのさ、じゃあさ……あっ、ん♡ やっ、そんなっ、いきなり……うぅ……やっぱ、すごいぃ……♡」
「なに?」
「待って、イキそうっ、あぁ……熱い、し、形くっきりで、やらしすぎ……あぁ、だめっ、くる♡ あっ……あっ……あぁ……あっ…………うぅ……待って、待ってね……まだ動かさないで……イッてる……から……♡」
「わかるよ。奥さん締めつけスゴいから。膣全体で搾り取るみたいに蠢くよね」
「……んっ♡ やっ、ばっ♡ イクのっ、止まんない……生で挿入ってるの、スゴくて、あっ、あっ、あっ、んんっ♡」
「動いていい? 僕も奥さんの生膣には耐えきれそうにないよ」
「……ゆっくり、ね? ゆっくりで……あぁっ、やっ、あっあっ、だめっ、もっと、もっとゆっくり……先生の生おちん×ん、やばすぎなんだからぁっ」
「さっき、何言いかけてたの?」
「え? あっ、えっと……んっ♡ 忠士、夫には……内緒にしてほしいんだけど……あっん♡ 先生と、生で、エッチしちゃったこと……あっ♡ あっ♡ あっ♡ これ、いい♡」
「わかった。元々生挿入のカリキュラムは場合によっては免除するケースもあるからね。旦那さんに提出する報告書には、今後もゴムを装着している旨を記入しておくよ」
「う、うん……さすがに、ただのプログラムでも、んっん……これは、言いづらいかも……」
「そう? ただの検査の一環だよ」
「それでも普通は、旦那以外と、生ハメセックスは、心に来るものがあるっての」
「そういう人は多いね。なんなら専属のカウンセラーもいるから利用するといい」
「……他人事なんだからぁっ、んっんっあっはぁ……誰のデカチ×ポのせいで、こんな、こんな、あっあっ! いっいぃ♡」
「出すよ」
「はぁ、はぁっ、はっはっ……んっ……外、だからね」
「ああ」
「アタシは、絶対、忠士の赤ちゃん、産むんだから!」
 茜の声に普段の気骨が戻る。
 ゴツゴツゴツと重く叩きつけるピストンの音には、それを打ち破るような安田の欲情が感じ取れた。
 それに打ち負かされる、というよりは応えるように茜がひときわ女々しい声を上げる。
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! あっいっ、あぁいいっ、熱くて、おま×こ、火傷しちゃうっ、イクっ、イクっ、またクルっ、あっんっんっ、お願い、外だからねっ? アッアッ♡ そこ、だめっ、奥当たるのっ、好きっ♡ あっあっ、イクイク♡ イックっ!!!」
 安田の短いうめき声が聞こえたと思ったら、びちゃ、びちゃ、と粘液が勢いよく叩きつけられる音が追従した。
 ひいひいと呼吸を整えようとする茜は、「……飛ばしすぎだし、熱すぎだし、背中……」と嫌みなのか称讃なのか判別のつかない抑揚で言った。

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