人妻と飢狼(上)

電子書籍版

著者: 結城彩雨

本販売日:2008/09/23

電子版配信日:2008/09/23

電子版定価:330円(税込)

ISBN:978-4-8296-7501-4

シチュエーション

白昼の銀行強盗が悪夢のはじまりだった。人質として捕らわれた美貌の人妻・夏木雅子。豊麗な女体を狙われるのは宿命だったのか。心のなかで夫に助けを求めながら、子供を守るために身をさらす。美しき女陰だけでなく、秘められた裏門にさえ浴びせられる恥辱の視線。今、飢えた狼たちの渇ききった牙が襲いかかる。
(挿画:楡畑雄二)

登場人物

まさこ(27歳)人妻

りさ(22歳)銀行員

本編の一部を立読み

「へへへ、尻の穴はヒクヒクして俺の指を咥えたがってるぜ」
室井の指がジワジワと埋めこまれはじめた。ゆっくりと円を描くようにして、雅子の肛門を縫っていくのだ。
「いやッ……ああッ、ひッ、ひッ……」
雅子の双臀がよじれ、前についた手が室井の手を振り払おうと後ろへまわった。
だが、宙をかくように動いただけで、雅子の手はもどった。
「いやッ……いやッ……」
雅子はカウンターについた両手を固く握りしめ、その上に顔を伏せるようにしては、次には顔をあげて、のけぞらせるようにして黒髪を振りたくった。
排泄器官としか思ったことのないところを貫かれるなど、とても耐えられない。
「ほうれ、俺の指が奥さんの尻の穴に入ったのがわかるだろ、へへへ」
室井は指の付け根まで埋めた。
えもいえぬしっとりとした緊縮感が、室井の指の根元をおそってくる。しっかり食い締めて、ヒクヒクおののく。
そして奥には、熱くとろけるような禁断の腸腔がひらけていた。
「尻の穴に指を入れられて、どんな気分だ、奥さん」
「…………」
氷川が聞いても、雅子はキリキリと唇を噛んでかぶりを振るばかり。
「尻の穴に指を入れられても逃げねえとは、さすがに人妻だな、へへへ」
「人妻でなけりゃ、いきなり最初から尻責めには耐えられねえよ」
「赤ん坊を守るためだとか言っても、結局は奥さんは尻を責められるのが好きなんだぜ、へへへ」
宮島や溝口、谷沢がゲラゲラと笑った。
雅子はそんなからかいに反発する余裕もなくなった。
「う、うむ……」
もう身動きすることもできない。少しでも動くと、肛門を深く縫った指を、いやでも感じ取ってしまう。
「へへへ、もっと尻の穴をとろけさせてやるからな、奥さん。いい声で泣くんだぜ」
室井はゆっくりと指をまわし、腸襞をまさぐりながら抽送した。
「あッ……いや、動かさないでッ……あ、ああッ……いやッ」
雅子は黒髪を振りたくって泣き声をあげた。とてもじっとしていられず、ガクガクと腰をゆすった。
「いい声で泣くじゃねえか、奥さん。尻の穴を責められるのが、そんなにいいのか」
「いや、いやです……ああ、あむ……」
「じっとしてろッ」
室井は雅子の肛門をこねまわした。
指を出し入れし、肛門を押しひろげるようにして、さらに少しでも双臀の位置が低くなると、肛門のなかで指先を曲げて雅子の双臀を吊りあげるようにした。
「あ、ああッ……」
雅子はひいひい泣いた。もうスリップは、肌にへばりついて透けた。
「も、もう……かんにんして……」
「奥さんはじっとしてりゃいいんだよ。そうすりゃ、室井がいろんなことを尻の穴にしてくれるぜ」

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