散らされた純潔4【滴る恥蜜】

著者: 御前零士

電子版配信日:2020/12/11

電子版定価:660円(税込)

ヤクザに犯され、無理やり妻にされた女子大生・祐理。
夫の経営する高級クラブで売春婦として働かされる。
自分を慕う年若いホステスたちを守ろうと、
中年の客とのおぞましいセックスに耐えるが……。
(フランス書院文庫換算 330P)

●もくじ

第一章 女子大生妻・悪夢の新婚生活

第二章 高級クラブ・恥辱の接待

第三章 雪肌に食い込む荒縄

第四章 新たなる支配者

第五章 二穴に注がれる白濁液

第六章 哀しき奴隷ホステスたち

登場人物

ゆり(20歳)女子大生

みこと 女子学生

ふうか(19歳)女子大生

本編の一部を立読み

「ああ……っ、はっ、はっ、はっ、いやっ」
 硬い汚根が膣内でせっせと前後に動き出す。いま、見知らぬ中年男ふたりに抱かれているのも染田の趣味だ。この一室は高感度カメラで盗撮されており、別室に待機した夫が一部始終をつぶさに観賞している。今頃は下品に頬をたるませ、自慢の肉茎をしこしことしごいていることだろう。妻の身を他の男に平然と貸し出すなど、まともな人間のすることではない。
 だがもし夫の言いつけを破って〝浮気〟を拒もうものなら、思い返すもおぞましい性的な辱めを受けさせられる。山城組の構成員たちの前で自慰行為や排泄の強要、適当に集めてきた浮浪者たちとの生本番、公共の場での公開レイプ――常軌を逸した染田の仕置きは留まるところを知らない。しかもこうした恥態の数々は撮影されて無修正のままDVDに焼かれ、闇ルートで取引されるのだ。
(うそ……。また、かんじちゃう……)
 卑しい鼻先が右の首筋に潜り込んできて、フンフンと匂いを嗅ぎ始める。熱い鼻息の感触だけで、背中がゾクゾクするほど感じてしまう。もはやこの身体に、開発されていない場所などない。祐理にとっては有り得ない部分だったおしりの穴ですらも、異物を呑み込まされると絶頂を得る器官へと育てられてしまった。
「ああ、イイ匂いしやがる。花の香りっつうか、なんて言うか……。ケモノ臭いウチの女房とは比べものになんねえよ」
「やぁあ…………っ」
 緩急を付けて腰を遣いながら、右首筋で中年顔がにやつく。二十歳の女体は、繰り返されるオーガズムによってすっかり甘く匂い立っている。だが、男たちを虜にするのは若い発情臭だけではない。染田によって定期的に直腸へ注入される百合のエキスが、柔肌を通してふんわりと香るのだ。
 女性器も、専用の石鹸で洗い清めることを義務づけられている。性行為のない日は膣内へ座薬を入れ、清潔な環境を保つようにと決められた。清楚な酸性の匂いと甘酸っぱい味を維持するためだ。腋の処理や吐息に至るまで、染田のチェックは厳しい。膣圧を鍛えるエクササイズも日課にされ、全身エステにも通わされている。いつ何時でも最高のセックスを楽しめるようにしようというのだ。
 その効果は、染田はおろか他の男にも絶大な威力を発揮してしまう。息を呑むほどの美貌に、最高級の遊女を思わせる手入れの行き届いた肉体――我を忘れぬ者はいない。どの男も一度のしかかったら時間一杯まで凌辱の手を弛めない。狂ったように柔肌の匂いを嗅ぎ、汗や唾液を貪り飲み、これでもかと膣内へ射精してくる。
「はっ、はっ、はっ、はっ」
 中年の律動が加速するにつれ、背筋を伝う快感電流も強まってくる。祐理は長い睫毛をはたと伏せて、熱い吐息をせわしなく漏らす。初体験がレイプだったせいもあってか、犯される感覚が強調される後背位は感じすぎてしまう。我が物顔に抱きすくめられて臭い精液をびゅっと膣内へ放出されると、当時の記憶が妖しく蘇ってゾクゾクするのだ。
「あ~出る、出る……、すげえよ、ヌルヌルなのにキュンキュン締まって……うおっ」
「だめェ! なかはいやっ、はぁはぁ、おねが……、そとにっ、いやあッ」
 ピルを服用しているお陰で、望まぬ妊娠の恐れはない。しかし祐理は眉間に皺を刻んでくなくなと首を振りたくり、膣内射精を嫌がってみせる。神聖な部分を汚されたくないという気持ちも、もちろんある。だが乙女の台詞は、相手の征服欲を掻き立て、自らも背徳感に酔うためのものだ。知らず知らずの内にそう調教されてしまったことが悔しくてならない。
「ああっ、やぁあ…………」
 背後からがっちりと抱きついている中年が、右の首筋でうっと呻いて腰をびくつかせる。逆ハート型のおしりをむにゅっと押し潰され、甘美に息が詰まると同時に、膣の一番深いところにいやらしい熱さがびゅるりとしぶく。祐理ははっと息を呑んで華奢なおとがいを跳ね上げる。びゅっ、びゅっ……、どす黒い汚根がぐっと膨れては爆ぜる度に、意識が甘ったるく明滅する。
「だめぇ……っ、あっいく、イク……、あああ~~~~~~~ッ!!」
 ぞわぞわ、ぞわぞわと背筋をくすぐっていた寒気が、とうとう大きな塊となって爆発する。どんな男からも理性を奪う可憐な嬌声を上げて、乙女は昇り詰めてゆく。清らかな女壺に収まりきらない湯気立つ精液が、とろけ合った結合部から滲む。禁忌の絶頂に引き攣る内腿を、汚い中年の粘液がじわじわと伝い落ちていった。

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