スズカノ クールな恋人がチャラ男に狙われて

著者: 懺悔

電子版配信日:2022/09/16

電子版定価:770円(税込)

シチュエーション

私、須崎涼香が初恋に落ちたのは、誠実な日野君、あなたでした。
だけど、夜霧健司――この男が私の揺れる心につけ入ってきて……。
好きな人がいるのに……他の男に処女を奪われる罪悪に満ちた初体験。
日野君以外には無愛想で冷たい私だったのに! 真っ白にイカされる!
「涼香は奥が好きだもんな」「彼氏にバックで犯されたことある?」
私の身体はこの男を求めている! NTRの旗手、特別書き下ろし!
(文庫換算88ページ)

登場人物

涼香 女子学生

本編の一部を立読み

「ここ? 彼氏じゃ届かない?」
「やっ、ちがっ……あっあっいいっ♡」
「違わないだろ? 正直に言えって」
 夜霧の声が加虐嗜好の冷たさを帯びる。
 なぜだかその傲岸な言い草に涼香は全身を震わせた。
 彼女が初めて知る快感。
 逞しい男に支配される悦び。
 ベッドのシーツを噛みしめていた咬合力は緩み、だらしなく半開きになった口が答える。
「……夜霧君のが…………きぃ……」
「え? なんだって?」
「…………夜霧君の、おち×ぽの方が……彼氏より大きい……です」
 その答えを聞いて夜霧はくっくっと笑い、優越感と征服感でさらに陰茎を膨張させては硬くさせた。
「あっ、やっ♡ おちん×ん、もっと強くなって……あっ♡ すごっ♡」
「気持ちよくしてもらってんだから、ちゃんとお礼を言わないとなぁ?」
 夜霧の横暴さはますます増していく。しかし涼香はそれに比例して心が揺れていった。
「……彼氏より気持ちいいおち×ぽで、ズコズコしてくれてありがとうございます」
 ご褒美と言わんばかりに夜霧が涼香を犯す。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ♡」
「このまま中で出してあげるから。俺の子種汁欲しいだろ?」
「え、あ、でも……」
「涼香のおま×こ、俺のザーメン欲しいってキュンキュン疼いてるよ」
「や……だぁ……」
 涼香が下唇をぎゅっと噛みしめたのは、その言葉に反論があったためではない。彼の言う通り、奥を突かれるたびに下腹部が脈動することに気付いていた。
「俺に中出しされてみたいんだろ?」
 それでも涼香は残った理性と恋人への情で抗う。
「そんなことない! そんなはず……」
 必死に頭を振って否定する。
「でも涼香のトロトロのおま×こ、すっかり俺の形に馴染んで吸いついてくるよ」
 腹立たしいことに、その言葉が何も誇張していないことが涼香にはわかった。
(私の身体は……夜霧君を求めている……でも、だからって……)
 涼香は自身の愚かさと立ち向かう。
 しかし身体は勝手に優れた雄の種を求めた。
 夜霧が笑っている。
「オレ、今腰動かしてないんだけど」
(嘘だ……だって、おちん×んで擦られてる……)
 しかし夜霧の言葉は本当だった。彼の下半身はびた一文動いていない。
 前後しているのは涼香の腰だった。
 物欲しそうに、おねだりするように涼香の方から夜霧を求めていた。
 それを理解すると涼香は耳まで真っ赤になり、そして羞恥心と絶望で目尻に涙が浮かんだ。
 夜霧が楽しげに口を開く。
「さて。そんな涼香が俺のことを欲しがってるなら、俺も頑張らなくちゃな」
 そう言うと涼香の瑞々しい尻肉を鷲掴みにして、ピストンを再開させる。
「あっ、あっ、あっ♡」
「腰振ってもらえて嬉しいだろ?」
「うっ、く……」
 何も言い返せない自分が恨めしい。
 しかし元々夜霧の誘いに乗ったのは自分だった。その内心ではまた抱いてもらえるかもしれないという打算もあった。
 なんて卑怯で浅ましい女なんだろう。
 涼香は自己嫌悪で奥歯を噛みしめる。

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