今日もアイツが僕の義母さんを犯しに来る 僕の人生が壊れるまで

著者: 月見ハク

電子版配信日:2022/10/21

電子版定価:770円(税込)

シチュエーション

僕が友人の万引きに巻き添えになったせいで弱みを握られた義母さん。
教頭の前島先生は、今日も僕の大事な義母さんを犯しにやって来る。
覗いているとも知らず、浴室で台所で、亡くなった父さんとの思い出の寝室で、
何度も中出しを決められ、牝の顔を晒し、絶頂を極めだす義母さん。
そして、ついに義母さんはヤツの子どもを孕んでしまった……
これは僕と義母の人生が壊れていくまでの物語。月見ハク書き下ろし。
(文庫換算125ページ)
目次
第一章 浴室で犯されていた義母
第二章 同じ屋根の下で繰り返される悲劇 
第三章 夫婦の寝室で塗り潰される義母
第四章 家族旅行の乱入者 
エンディング 義母との日々の終わり

登場人物

蛍子 義母

本編の一部を立読み

 一週間ほど前、悠は悪友のAと一緒に万引きで補導された。実際には万引きしたのはAで、悠はその巻き添えを食った形だが。
 デパートの事務室で悪友と並んで座っているところにやってきた義母は、目に涙を浮かべながら、必死に店長に頭を下げていた。
 運の悪いことに、悪友は捕まってからも反省する素振りを見せなかった。店長が警察に通報し、警察が身元証明のために学校に連絡した。その時に対応したのが、教頭の前島だった。  翌日、悠と義母は前島に呼び出され、三者面談をした。 「蛍子さん、もしこの事実が明るみに出たら、悠君の内申に大きく響きます。うちは進学校ですから、下手をしたら退学です」
 前島は、馴れ馴れしくも最初から義母を下の名前で呼んでいた。
「そんな……悠は巻き込まれただけです」
「悪い友達とつるんで万引きで補導された……世間はAと悠君を同罪でみなすでしょうね」
「どうにか、なりませんか?」
 義母が声を震わせて言う。
 悠は、いつも気丈な義母の青ざめた顔を初めて見た。
 前島はしばし考え込む素振りを見せてから、義母のほうに身を乗り出した。
「私としても、将来性のあるお子さんをむざむざ退学処分にするのはどうかと思っているんです」
「それじゃあ……」
「はい、そこで少し、ご相談がありましてね……」
 前島の目に邪な色が宿る。
「少し、蛍子さん……いえ、お母さんと私の二人だけでお話できますか?」
「……悠くん、少し外で待っていてくれる?」
 義母は、前島をじっと見つめながら、横目で悠に退室を促した。義母の表情は青ざめたまま、引きつっているように見える。
 悠は嫌な予感がしつつも、教頭室を出るほかなかった。
 三十分ほどして教頭室から出てきた義母は、ほんのり汗ばんでいた。なぜかそんな義母の様子に、悠の下半身がこわばる。ただ、それ以外は変わらず飄々とした様子だった。
 帰り道、義母は「悠くんは私が守るから、心配しないで」と、いつもの快活な調子で笑った。教頭が、言い方は悪いがもみ消してくれるらしい。常に毅然とした態度で問題を解決してきた義母が心配するなと言うのだから、大丈夫なのだろう。  ただ、この時は義母が少しだけ無理をしているような気がした。
「僕も、義母さんのことを守れるように頑張るよ」
「ふふ、何、急に?」
「いや、なんか義母さんが無理しているような気がして」
「別に無理はしてないよ。でも、悠くんにそう言ってもらえると嬉しいな。立派に育ってくれて、母親冥利に尽きるぞっ」
 そう言って頬を赤く染める義母を見つめながら、悠は早く大人になって、経済的にも精神的にも義母を守れる男になろうと思った。
 そんな義母が今、悠のために、好きでもない中年親父に体を貪られている。
 きっと前島があの手この手で脅しているに違いない。二人の様子から、すでに悠の知らないところで、性的な関係を持ったことがあるような気がした。

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