催眠領域【すべての女が奴隷彼女になる世界】

著者: 舞条弦

電子版配信日:2022/12/09

電子版定価:880円(税込)

サッカー部の先輩、河原木透子を腰振り性人形に。
担任教師の瀬川麻里子を野外でレズ奴隷に堕とし、
美母娘、保條早苗&美月を僕専用のオナホ肉便器に。
美人マネージャー真中聡子を尻穴アクメで牝犬化。
この「催眠領域」の中なら、僕は神になれる──
美少女モデルたち、工藤若葉、姫野櫻、沢城柚花、保條梨沙には
人権無視の独占調教を──ここは僕だけの狂おしき美しい世界。
(文庫換算 359ページ)
●もくじ
プロローグ
第一章 継承
第二章 蹂躙の狼煙
第三章 公開牝豚調教
第四章 支配者の日常
第五章 貪られる青い果実たち
第六章 甘美なる愉悦の宴
第七章 魔法の鏡が映すもの
エピローグ

登場人物

透子(18歳)女子学生

麻里子 女教師

早苗(39歳)人妻

美月 その他

聡子 その他

若葉 その他

櫻 その他

柚花 その他

梨沙 その他

本編の一部を立読み

「……なあ梨沙。大事なのは物じゃない。心さ。馬鹿げてるって思うか? いいや、大事なことだ。よく聞け。俺はこの心が満たされるよう、本能のままに動く。俺は俺の欲望を否定しない。俺は俺を肯定し続けて、生きるんだ」
「あ、あんた、狂ったの? あ、頭、おかしくなったんじゃ……」
「そうだよ。お前の所為で、漫画家を夢見る善良な僕は死んで、狂った俺だけが残ったんだ。頭がおかしい人間に交渉なんてできないぞ、クソ牝が」
「ふぎッ……ぐ……ッ!」
 不意の一撃に梨沙は鈍い悲鳴を漏らす。灼熱の肉塊は何の容赦もなく膣中を進み、純潔の証をぶちぶちと裂いて――膣奥をぐっと圧迫した。
(え、あ……え? う、嘘……でしょ? こんな、呆気……なく?)
 頭が追いつかぬまま、呆然と己の下半身を見る。根元まで刺さった長い肉刀を目に映し、そして結合部を垂れる赤い液体を見て――遅れて、縦に裂けるような痛みが脳天へ抜けた。
「い、ぐッ……いだぁ、いッ! ああ……いだいっ、痛い痛い痛いッ!」
 全身から玉のような汗を噴きだして首から上をぶんぶんと振りたくる。だが身体の自由は全く利かぬままで、両脚を抱えて股間を捧げたまま動けなかった。
「はああ……処女を奪うこの瞬間……ふ、ふふっ! 何度味わってもゾクゾクするなァ……これで三十九……いや、四十人目だったかな? まあ何人でも一緒か……ふふふっ」
「ご、のぉっ……抜けっ! 抜きなさいよクソ野郎!」
「おいおい口が悪過ぎるぞ肉奴隷ちゃん。だがご主人様として叶えてやらないこともない」
「ひぎぃいいいッ!」
 男が腰を引いた瞬間、傷のついた個所が肉傘に擦られ、鋭い痛みが背筋を抜けた。まるで砂利でも塗りたくられているかのような痛みに女は目を剥く。
「ああっ、ひぐっ、んぎッ! やぁ、う、動かさなっ、あぐううッ!」
 男は秘奥に肉槍を突き刺し、一気に膣口まで戻す。その繰り返しだ。単調な往復運動だが梨沙にはたまったものではない。顔を真っ赤にした少女はひぃひぃと痛みに喘いで泣き喚く。
「ああやめでっ、止めてぇえっ! こんなのあんまりよッ! あああッ!」
「ああ、良い悲鳴だなァ……その声が聞きたかった。その顔が見たかった。ふふっ……さあ、俺の心の痛みを存分に味わえ、クソ牝が」
 好色に顔を歪め、一番痛む部分を執拗に冠で擦ってくる。灼けるような苦痛が止まらない。涙が次々に溢れては目尻を流れる。自由な口を動かして何か嫌味や文句の一つでも叫びたいが、唇からは呻きと悲鳴が漏れるばかりで、男を睥睨することさえできない。
(ぐ、ああッ! い、痛いっ……痛いって言っでる、のにっ……)
 激痛は一向に鎮まらない。粘膜がボロボロに掘削されるようだ。開いた毛穴から大量の汗粒が浮いて、苦悶に波打つ女体を次々と滑っていく。
「ああ、最高だ。梨沙が俺のち×ぽで処女膜ブチ破られて、涙流して苦しんでる……ふふ、でも感謝しろよ。玄関で犯しても良かったところを、わざわざ俺の部屋でハメてるんだ」
「感謝できる、わげェ……はぁ、はひっ、ひぎッ……それにここは、あんたの部屋じゃない、でしょうッ! お父さんの部屋で勝手に生活してッ……ゆるざない、がらぁっ……」
「おーおー、流石だな。まだキャンキャン喚く元気があるのか。痛みを与えてもプライドを刺激するだけで逆効果かな。なら、ここからは趣向を変えてみるか。――スイッチ」
 大智が意味深な台詞を呟いた瞬間、脳の中央がビリッと痺れた。梨沙は眉間の皺を深くする。一体何が起きたのだろう。その答えはすぐに判った。
「あ、あんッ! は、あっ、えッ? い、今の何……や、あんっ、あんっ!」
 大智が再び腰を遣り始めた途端、梨沙の背筋を痛みではない快感が抜けていく。先ほどまで激痛が奔っていたのに、擦られた粘膜から肉悦が迸るのだ。おかしい。まだ出血の続く処女膜を削がれて、こんな風に感じるなどあり得ない。
「あっ、ンッ……や、あっ……こん、なっ、はぅ、ああんッ」
「お、良い声で啼くじゃないか。もしかして俺のち×ぽで感じ始めてきた? はは、嬉しいなあ。俺たちって身体の相性は好いのかも?」
「何を、白々しいことっ……はあ、あ、ンッ、あ、あん!」
(やっぱり痛く、ない……痛いのが全部、気持ちいいに変わって……)
 肉のエラが膣襞に引っ掛かると骨盤まで蕩けそうな甘い悦びが滲む。苦痛しか抱かなかった突きこみも愉悦の衝撃波を広げ、指の先まで細胞を歓喜に震わせた。痛みの方がずっと良かっただろう。処女の身で犯され、否応なく喘がされる――酷い屈辱が少女を襲っていた。
「勘違いしているようだけど、痛みが快楽に変わったわけじゃないよ。今も痛みはある。ただそれ以上の快感が生まれているだけだ。俺の体液が触れた部分が気持ちよくなる暗示だよ。例えばこの可愛い勃起乳首を――」
「ひゃうううッ!」
 少年が右の乳首をねろぉと舐めあげた瞬間、梨沙の思考は弾けた。大量の唾液を纏った舌が肉のサクランボを捉え、上下左右に転がしてくる。普段弄る何倍――下手をすれば何十倍と呼べる肉悦が胸の頂から電流となって駆け抜け、梨沙の頭を真っ白に染めあげた。
(あ、あっ……! う、そッ……イ、クッ……イクッ!)
「イクぅううううううッ!」
 それはあまりにも呆気ない絶頂であった。愉悦の大波が均整の取れた柔肌に広がる。裸身がビクビクッと跳ね躍る姿は、まな板の上で暴れる魚のようだ。強烈な浮遊感に腰が浮いたまま戻らない。痙攣する膣肉は処女を奪った凌辱棒を強烈に締めていた。
「う、おっ……と。へへ、締めつけが強くてザーメンが出るところだったぞ、こいつめ。乳首舐められただけでイク淫乱牝が。ま、結構なことだ。今日は普通にセックスして、普通にイかせまくってやるからな」
「これのどこが……はあ、はっ……普通なのよ……クソったれッ」
「おいおい口が悪いぞ。もう少し自分の立場を思い知れよ。そうだ、それじゃあ今から、梨沙の発言は全て『ち×ぽ』と『ま×こ』に変えよう」
「な、何を言っち×ぽッ! ま、ま×こ……ま×こち×ぽっ! ち×ぽぉッ?」
「くッ……あはははは! ちょ、ま……は、ははっ、ひーっ! ま、待ってくれやばい! こ、これ面白ッ――くふっ……あはははははッ! そんなにち×ぽ好きならもっと腰振って扱けよ! ほらやれ、ち×ぽ頭ッ!」
「ま×ごぉっ……ち×ぽっ! ううッ……ち×ぽま×こッ! ち、ち×ぽっ……ま×こォ……! ま×こち×ぽち×ぽま×こぉッ!」
 無茶苦茶に罵声を浴びせているつもりなのに、言葉は喉で変換され、馬鹿みたいに下品な言葉だけが溢れてくる。そして腰は男の言葉通りヘコヘコと上下に動く。なんて惨めなのか――何より悔しいのは、こんな状況なにの恐ろしく気持ちがいいということだ。
(動く、なぁっ……変なこと喋るなっ……ああ助けて、誰か助けてよぉ!)
 汗濡れの腹が光を反射して妖しく波打つ。騎乗位で腰を振るならともかく、正常位で女が股をヘコヘコと揺らすのは、より屈辱的であり卑猥だった。
「んぐっ、んひッ……ち×ぽっ……ま×、こっ……おま×ごぉっ」
「はは、良いねぇ。俺の先走り汁がま×こに触れて、気持ちよくてやばいだろ?」
「ぐ、うぅっ……ち×ぽぉおおっ……ま×こ、ぢ×、ぼォッ!」
 まさに大智の言う通りだった。鈴口から分泌された汁が膣壁に塗りこめられるたび、視界が白黒に激しく瞬くのだ。巨大な汚棒に神聖な牝祠が捏ね潰されるのに、苦痛は微塵も感じない。粘膜の擦れた個所から暴虐的な肉悦が噴きあがり、螺旋を描いて意識を呑んでくる。
「そろそろ射精しちゃおうかな。でも流石にち×ぽま×こ叫んでる梨沙に中出しするのは面白過ぎちゃうから――淫乱モードで俺に奉仕しろ」
「あ、身体が動――あああん、ご主人様ぁっ!」
 ようやく身体に自由が戻った――そう思った直後、梨沙は甘ったるい声を発して大智を押し倒していた。騎乗位に移行した少女は、脚を下品に開き、魅惑の果実をたぷたぷっと躍らせて腰を振りたくる。
「はあ、あんっ、あんっ、あんっ! ああん! 大智様の極太ち×ぽぉんっ! このち×ぽ! このご主人様ち×ぽが大好きなのぉ! あんっ、あんっ! ま×こにズンズンくるぅっ! セックス好きぃっ! ち×ぽ大好きぃっ! 大智様のこと愛してますぅっ! あんっ、あんあんっ、ああんっ、あんっ!」
(な、なんてこと言って――い、淫乱って、そういうことなのッ)
 目尻を垂らし、鼻をヒクつかせ、開きっぱなしの口元から涎を溢れさせ、汗と喘ぎを撒き散らして肉悦に躍り狂う。恐ろしく品のない騎乗位がもたらすのは、脳の神経が焼き切れんばかりの恐悦であった。
「ふふ、そんなにち×ぽ擦ったら射精しちゃうぞ。射精しても大丈夫なの?」
「もちろんです、ご主人様ぁッ! 梨沙のおま×こ、妊娠間違いナシの危険日ま×こにぃ、ご主人様の新鮮な搾りたて特濃ザーメン、どぴゅどぴゅしてェッ!」
「へえ、良いの? そんなことしたら女子校生なのに孕んじゃうけど?」
「良いのっ、良いのっ! 私のJKま×こに種付けしてぇッ、二度とモデルの仕事来ないくらいパンッパンにお腹膨らませて欲しいのぉっ!」
(いや、嫌っ! 孕みたくない! このっ、この、動けっ! 動きなさいよぉッ!)
 いくら念じても想いは届かず、必死に歯を食いしばろうと努力しようが、口は勝手に開いて淫らな喘ぎを響かせる。軽く絶頂し続ける蜜壺は電動オナホールのように細かな振動を送り、憎たらしい牡の棒を扱き倒していた。
「ふふっ、ならお望み通り――俺のザーメン、梨沙の危険日ま×こに中出ししてやる! そら、ち×ぽ気持ちいいかッ! ええッ?」
「ああん、あん、あんっ! 良い、のぉッ! ち×ぽ気持ちいいぃいッ!」
 顎から涎をだらだらと垂らし、少女は蕩けきった牝啼きを響かせた。差しだされた大智の両手をぎゅっと掴み、汗だくの指を絡めつかせてしまう。
(あ、ああっ、やばい、やばいイク! やばいぃっ!)
 腰打ちに合わせて、背筋を奔る肉悦の波が大きくなっていく。先ほど味わった絶頂と同じだけの快感が次々と首裏を駆け抜けていた。もう視界は真っ白だ。ひぃひぃと喘ぐ少女は自分の限界を悟る。太腿の付け根が強烈な引き攣りを起こし始めた。
(もうイクッ、イクッ! こいつのち×ぽも膨らんでぇっ……はあ、あっ! 待って! 待ってやばい! 体液! こいつの体液浴びたらっ!)
「はあ、ああっ! お、お願い! 許して! 許してぇえ!」
「お、ちゃんと暗示が効いてるなァ。イク寸前になると淫乱催眠が解けるようにしてたんだ。でも腰は止まらないんだよね。つまり梨沙は、俺に許しを請い、泣きじゃくりながら、危険日のま×こで精液をぜーんぶ受け止めてアヘ顔晒すってこと。ふふっ……あはははは! どうだ、おい! 最高だろクソ女ッ!」
「はあ、ああ、そんなぁっ、そんなの酷過ぎる! 許して! なんでもするからぁッ! もう二度とあんたのこといじめないから! あんたの言うこと聞くから! はぁ、はひ、ひーッ!」
 喘ぎ過ぎて掠れた声で叫びながらも、梨沙はそんな言葉の羅列に意味がないことは判っていた。目の前の少年にはもう、まともな倫理観や同情の心など残っていないのだ。
(はあ、ああッ……イグッ……もう我慢できない……凄いのがぐるっ! きちゃうのぉッ!)
 乳首を舐められるだけで、先走りの露を襞に塗りこめられるだけで、あれほど過激な絶頂を味わったのだ。もし精子を子宮に注がれたら――恐ろしい結末を予感して、しかし女体は官能の業火に燃え盛る。
「ふ、ふふっ……さあ出すぞ……! お前は俺に種付けされて、妊娠の恐怖に怯えながら生きるんだ! 最低の屈辱と最高の幸福を味わいながら、俺の上で腰を振り続けるんだよ! 一生! 死ぬまで! 後悔してイキ続けろ!」
「そ、そんなの嫌っ、嫌ぁっ、あっ、あっ……く、る……あ、あ、あああッ――」
 もう我慢できなかった。大智の手を握りこんだのは催眠の所為か、あるいは無意識か――少女は凌辱者に縋るように指を絡め、その叫びを響かせた。
「イクぅううううううううううッ!」
 オーガズムの火柱と一緒に肉茎が濁液を噴きあげた。熱い牡の汁が子宮へと降り注ぐ。液体が付着した部分から肉悦が迸り、光の氾濫が少女の世界を呑んだ。
(なに、ごれぇっ……熱、いッ……あづい、あづいぃぃいいいッ! イグッ、イグッ! 精液触れた部分がイッでるッ! ザーメン浴びた細胞がイグぅうううううう!)
「ひぎぁ、がッ……んひ、ぎぃ……おごぉ、お、ひッ……あひ、グぅ……!」
 牡棒が跳ねるたび、秘奥でオーガズムの爆発が起きる。絶頂の波濤に四肢どころか産毛の一本までが痺れた。膣内射精を浴びる恐怖など感じる暇はない。普通に生きていては絶対に味わえない究極の快楽が脳を侵し尽くす。
「ああ、大嫌いな女に危険日生出しする、この感覚……くくっ、最ッ高だな、ほんと! 梨沙も最高だろ? ほらほら。ご主人様の貴重なザーメンだぞ。残り汁もま×こで飲めよ!」
「ひゃぐっ……ぐりぐり、らめぇっ……お、ぐッ……イグぅッ! イグッ! イグッ!」
 子宮口を突かれるだけで全身の筋肉が痙攣を起こす。廃人になるのではと思うほどの暴悦に溺れるのは、しかし恐ろしいほどに幸福だった。
 肉棒がぬぼんっと牝孔から抜かれる。花弁は完全に開き切って、奥から次々と黄ばんだ牡汁が溢れた。精液が粘膜を撫でるだけで腰がビクッと跳ね、白い汁が飛沫を散らした。
「ふー、まずは一発目終了っと。さてさて、次は何をしてやろうかなぁ」
「お願い、だから……もうやめて……」
「ふふ、この程度で済むはずがないだろう。だけど俺は――」
 大智の言葉を遮るようにノックの音が響く。扉が開いて早苗が姿を現した。エプロン姿の人妻を見て、梨沙は咄嗟に叫ぶ。
「た、助けて母さん! レイプされてる! 犯されてるのッ!」
「なっ……そん、な……レイプなんて……!」
 早苗が目を見開く。白濁に塗れた二人の性器が母の双眸に映る。その瞬間――早苗の表情が、ふっと弛緩する。
「なーんだ、ビックリしちゃった。中出しセックスをしてただけでしょう? そんなのレイプとは真逆の行為じゃない。もう、お母さん心臓が爆発しちゃうかと思ったぁ……」
「え……え? ちょ、ちょっと母さん、何を言って――ま、まさか、あんたッ」
「おいおい、忘れたのかよ。早苗にも催眠術掛けてただろうに。ちなみに最近の流行りは、俺のことを本当の息子だと思う暗示だよ。――さて、と。母さん、梨沙と親睦も深めたことだし、今日はもう寝るよ。いつものお願い」
「ええ、もちろん。今日もたーっぷり、ママに甘やかされながら寝ましょうね?」
 早苗がさも当然のように服を脱ぎ始める。衣擦れの音を響かせ、女はむちっとした肌を晒す。子を産んだ人妻にしか出せない色気を漂わせ、すぐにベッドへ膝をついた。
「今日も一日おつかれさま。ちゅっ、んれろ、んちゅっ……」
「母さんもおつかれさま。んれろぉお、じゅるぅぅ、んふっ」
 放心状態に陥った梨沙の前で、偽の親子二人は舌を遣った接吻を交わす。もう何もかもが異常だ。今すぐ逃げて眠りに就きたい。だが『彼ら』がそれを許すはずがなかった。
「そろそろ無価値な腐れ処女喪失セックスは終わったかしら? 後は私がすれば良いのよね?」
「み、美月……あ、あっ……なんて格好してるのよぉっ……」
「はあ? その言い草はないんじゃないかしら。あなたのためにペニスバンドを嵌めてきたっていうのに……ほら梨沙。早く私の部屋に来なさい」
 樹脂製のペニスを生やした姉が部屋の入り口で言うと、梨沙の身体は意思に関係なくベッドから起きた。引き攣りを起こす脚をぷるぷると動かして姉の部屋に入ってしまう。
「あ、ああ……なんなのよ、これ……」
「何って……見れば判るでしょう。ディルドよ。長さと太さが違うものを十二種類揃えてあるわ。今日から毎日、一本につき十五分オナニーするのよ。判った?」
 床にずらりと並ぶ樹脂棒を前に梨沙は言葉を失う。これは地獄だ。だが疑問は残る。であれば、姉の股間から生えているモノはどう使うのか。
「ね、ねえ美月……ソ、ソレは、どうするの……」
「一通り体位の練習をするようにご主人様に言われているのよ。面倒だけれど、妹が立派な肉便器になるよう調教するのは姉の義務だから仕方ないわ。ほら、廊下の壁に手をついて。まずは蟹股立ちバックでハメられる練習と、下品なイキ声を家中に響かせる練習ね」
「ま、待って……そんなのできるわけ――ふひぃいッ!」
 狼狽する間にも指示された通りのポーズを取る。そして掲げた股間の中央に姉の疑似ペニスが潜りこむと、一瞬で官能の痺れが髪の毛先までを駆け抜けた。
「はあ、ああんっ! ああっ、嘘っ……な、なんでこんなに、感じてぇっ、ああんッ!」
「当然でしょう。潤滑液にご主人様の唾液と腋汗を絡ませてあるもの」
「つ、唾と腋汗って! そ、そんのやぁあっ、嫌っ、ああんっ! ひぐっ、んふぅッ! あっ、あっ、お尻叩かないでっ! 美月やめてぇっ!」
「我儘言わないで。私の命令に逆らったらお尻を叩くから。――ほら、もっとま×こを締めなさい! クソ穴をヒクヒクさせるのを忘れないで! まずは十回イクまでピストンするわよ! 下品なアクメ顔晒してイキまくりなさい! 牝豚! 生オナホ! 肉便器! 牝奴隷ッ!」
「ひぐぅっ、んひぁあっ、ああイグッ! やめっ、ああイグッ、イグッ、イグぅううう!」
 尻を打擲しながら、美月は激しく腰を打ちつけてくる。複雑な凹凸のついた樹脂棒が襞肉を乱暴に穿り返すと、目が眩むような性の愉悦が脳天を衝いた。
「連続絶頂は一回としてカウントするから。一度イクのをやめてくれる?」
「じゃあどめ、でぇっ……止めてっ! それどめないどイグッ、イグがらぁっ!」
「十回イクまで続けると言ったでしょう。でも声はどんどん下品になってきたわね。やればできるじゃない。その調子でち×ぽケースとしての自覚を持ちなさいね」
「や、だぁあ……ああ、イグッ、イグ、のぉっ……イグイグッ、イグッ!」
 二十センチの樹脂棒が無慈悲に往復を繰り返す。射精というゴールがないのが幸か不幸か。姉に犯される梨沙は、一生分の快楽を膣奥に叩きこまれながら喜悦の涙を流す。
(こ、こわざれ、る……なんどが逃げないど、イギ殺ざれるッ……ほ、方法を考えるのっ……考えなくちゃ、なのにぃ……頭回らなっ、イグぅうううう!)
「ん、ひぃ……はあ、あ、はぁああっ……」
「眠ってはだめよ。目を覚まして蟹股で腰を振りたくりなさい」
「あ、あ……許し、でっ……お、ひぃっ、ひぎぃいいいッ!」
 失神することさえ許されぬまま、梨沙は姉だけでなく自分にも犯される。十回イッたとして、待っているのは三時間の自慰だ。一体自分はどうなってしまうのだろう――少女は朦朧とする意識の中で、姉から生えた疑似棒を、処女を失ったばかりの肉壺で扱き続けるのだった。
 

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