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フランス文化用語辞典
【彩鳳乗龍】(サイホウジョウリュウ)

いわゆる女性上位、対面騎乗位のこと。
屹立する男にまたがり、肌を色づかせながら性悦を全身で享受する女性の姿を「鳳凰」に、腰を下から力強く躍動させ、気高く、雄々しく、いつまでも果てることなく偉容を誇る男性の姿を「龍」に見立てた。

【ザーメン】

精液のこと。samenはドイツ語で、英語ではsemenn(シーメン)で、種や萌芽を意味するラテン語が語源である。
フランス書院文庫ではこの他、スペルマ、粘液(ねんえき)、白濁液(はくだくえき)、愛液(あいえき)とも呼ぶ。
もっとも愛液という意味は、女性の体液を意味することのほうが一般的である。かつては陰液(いんえき)、クリームとも呼んだが、これらは翻訳小説がほとんどである。
絶頂感とともに飛びだす精液に対し、カウパー氏腺液(しせんえき)、前触れ液(まえぶれえき)、我慢汁(がまんじる)は、性交時の潤滑油ともいうべき透明な液のことで、はっきりと使い分けている。ただし、淫汁(いんじゅう・みだらじる)は時折り両方の意味で使うこともある。

【ザーメン~追補】

精子は全長0.05ミリ、膣内を分速3ミリで移動する。
ちなみにこの速さは、精子を身長170センチと仮定した場合、時速6キロと換算される。
速くはない、だが精子はここから8時間かけて卵子まで向かう。「ゴール」の瞬間、精子選手は48キロ走った計算になる。
ただただ、感謝の念を抱かざるを得ない。

【視姦】(シカン)

目で女性を犯すこと。かつては覗き(peeping)にも使われていたが、最近では覗きはあくまでも覗き、もしくは窃視と表現し、視姦は明らかに視線で犯すこと、換言すれば、いやらしい目で見つめることである。
とはいえ、男の立場からはあまり視姦とはいわない。つまり、女の立場から「私は目で犯されている、視姦されている」という被虐的な表現に用いられている。
佳奈淳や香山洋一など、M的(マゾ)要素の強い女性を描くのを得意とする作家が、女性の露出シーンと絡み合わせることで視姦の効果を高めるかたちで、上手く取り入れている。

【麝香】(ジャコウ)

媚薬の効果があるとされている香料。ムスク。異名は「香りの王様」。
オスのジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる。
女性は、排卵期になると「ムスク」の匂いに鋭敏になり性感が敏感になるという言い伝えがあり、フランス、そして江戸時代の日本でも、媚薬として珍重された。
もともとはジャコウジカのメスを引き寄せるためのフェロモンだったが、魅せられたのはメスの鹿でなく、むしろ貪欲な人間たちのほうだった。

【秋波】(シュウハ)

女性の流し目、色目のこと。
元々は秋の澄みきった水波のことを指し、それが美しい女性の涼しげな目元にたとえられ、さらには女性が男性に送る艶っぽい目つきを意味するようになった。「秋波を送る」で、媚びを売り、色目を使うという意味がある。美しい日本語のひとつと言えよう。

【シュナミティズム】

老人が裸の処女と添い寝して、若さを回復する回春術。
旧約聖書で、老齢となったダビテ王がいくら重ね着をしても体が温まらなくなったため、シュナミの乙女を抱いて寝た故事が由来。性交は、しない。
川端康成の『眠れる美女』はシュナミティズムをテーマにした作品とも考えられ、「老境の性のあり方とは」という問いに対するひとつの回答であるのかもしれない。

【女装】(ジョソウ)

文字通り、男性が女性の服装を着用すること。
フランス書院文庫にも例はあるものの、弟分レーベルである美少女文庫で採用されているケースが多い。手違いで女子校に入学してしまったり、弟を溺愛する姉に強要されたりと、不可避的状況に追い込まれてといったケースがほとんどである。
美少女文庫において、一見、複数の「美少女」が描かれていると思われる表紙が、実のところ、そのひとりが男性であるケースは、まま散見される。青橋由高『好き好き大好きお姉ちゃん』などの表紙イラストで確かめてほしい。
母親の下着をこっそり着用し性的興奮を得ようとする試みは、本項では「女装」とは呼称しない。議論を要するところではあるが、少年期から思春期に特有の正常な感覚であると本項では断言しておく。

【窄まり】(スボマリ)

読んで字の如く、「すぼまること」「すぼまっている部分」をいう。
ただし、すぼまって気持ちのいい部分といえば、膣もアヌスも当てはまるが、最近のフランス書院文庫では、「すぼまり」をアヌスの代名詞として使う傾向にある。
とはいえ、膣を指すこともあるので、混乱しないよう、「お尻のすぼまり」と最初に表記するようにしている。お尻大好き作家、鬼頭龍一がユーモラスにいやらしく描くために好んで使っている。

【絶倫】(ゼツリン)

フランス書院においては、人より並はずれ性欲が強いことを指す。官能小説の主人公になるために必要な能力のひとつ。脳の中で食欲中枢と性欲中枢は1.5mmしか離れていない。よって健啖家(食欲旺盛なひと)に精力絶倫は多い。ちなみに江戸幕府の11代将軍・徳川家斉は40人の側室を抱え、男子28人、女子27人の子供を産ませ、「オットセイ将軍」と呼ばれた。

【蠕動】(ゼンドウ)

蠢(うごめ)くという意味ではあるが、大別して二つの使い方がある。
一つはディルドウ、擬似男根、電動コケシが、膣のなかで活躍する際の微妙な動き。ペニスが性交時に巧みな動きをする場合も使用することがある。
もう一つは、女性器(外も体内部分も)が震え蠢く、その動きにも使われる。つまり、男に吸いつき、絞り込み、擦りあげ、最高に心地よくさせる名器ぶりを伝える表現でもある。

【挿入】(ソウニュウ)

入れること。英語ではinsert(インサート)。
もちろん、ほとんどの場合、性交時にペニスを膣に入れる際に使用する言葉だが、ペニスをアヌスに、バイブレーターや異物、はたまた指や舌をそれぞれの穴に入れる際にも使う。
高竜也は「挿入る」(いれる)と表記することがある。この語源は、フランス書院オリジナルという新書シリーズに『挿入(いれ)る』(桂千穂)というタイトルがあったことによる。侵入(しんにゅう)と書くこともあるが、これは別項で。

【早漏】(ソウロウ)

はからずも、「漏れて」しまうこと。アメリカ性科学会では、100回のセックスで50回以上、女性が性的な絶頂感を得られないまま、男性が先に果ててしまう状態を指す。早漏男性にオススメの体位は密着した形での「うつ伏せバック」。激しいピストンはできないが、挿入角度を調整すればGスポットをじんわり刺激できる。
フランス書院の誘惑小説と言われるジャンルにおいては、年上の女性と初体験に挑む少年が、あまりの興奮に挿入する前に射精してしまうことがままある。そんな時でも年上の女性は決して叱責することなく、逆に元気の良さと想いの強さに感動すらしてくれることもある。

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